「猫を償うに猫をもってせよ」のタイトルで有名な小谷野先生のブログに、「JR東日本を提訴」という過激なエントリーが掲載されている。 (http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20070324) 公開されているのは、新幹線等の全面禁煙措置取りやめを求める訴状の全文。 筆者自身も、近年の過激なまでの「愛煙家排斥」の各所の動きに対しては苦々しく思っているし、総論としては賛同の意を表したいのはヤマヤマなのであるが、法律屋としての視点から見ればそうもいかない、というのは訴状を見れば一目瞭然なわけで・・・。 文学の世界であれば、一般的な流儀に反していようが、大家にダメ出しを食らおうが、読み手にインパクトを与えることができれば、作品としては成功と言えるだろうし、その限りにおいていくらでも独創的な技法を用いる余地はある。 だが、法律の世界はそうはいかない。 一般的に、本人訴訟で原