J2開幕戦、京都サンガと引き分け、肩を落として引きあげる(右から)遠藤保仁、今野泰幸、二川孝広らガンバ大阪の選手たち。 ガンバ大阪のJ2開幕戦は、京都サンガ相手に辛うじて3-3のドローに終わった。だが、後半ロスタイムまでの試合展開は、まるで昨年の悪夢を見ているようだった。 3月3日16時のキックオフ前、ガンバのホームである万博記念競技場は、熱気と期待感に溢れていた。チケットは完売し、1万8041人もの観客が訪れた。その数は前日、大阪長居スタジアムで行なわれたJ1のセレッソ大阪の開幕戦(1万5051人)を越えるものだった。取材陣の数も非常に多く、とてもJ2の試合とは思えなかった。 長谷川健太が新監督に就任し、遠藤保仁、今野泰幸の代表組も健在で、メンバーは昨年とほぼ同じ。フィジカル中心のグアムキャンプ、守備の立て直しに時間が割かれた宮崎のキャンプも順調に消化し、戦いの準備は整っていたはずだった