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ブックマーク / number.bunshun.jp (63)

  • 世界と戦えない「武器」はいらない。ラグビー界の技術・組織信仰を問う。(岩渕健輔)

    「日人選手は手先が器用で、ボールを扱うテクニックやパスの正確さに秀でている。日のラグビーは、こういう特徴を活かさなければならない」 「規律を守ろうとする意識が高く、チームに尽くそうという気持ちも非常に強い。組織的なプレーこそが武器になる」 世界といかに戦っていくべきかを論じる際に、よく耳にする主張です。 むろん、日ラグビーや日人選手の良さを活かしたモデルの構築なくして、世界の頂点を目指すことは不可能です。私が代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズや協会のスタッフと共に取り組んできたのも、「ジャパン・ウェイ(日独自の戦い方)」を確立することでした。 しかし過去においては、「日らしいラグビー」というスローガンは諸刃の剣になってきました。それどころか、代表の躍進を妨げる隘路にさえなってきたのです。 器用さも組織性も、パワーの差があると発揮できない。 まずは「手先の器用さや、パスの正確

    世界と戦えない「武器」はいらない。ラグビー界の技術・組織信仰を問う。(岩渕健輔)
    ryozo18
    ryozo18 2015/10/06
    この思考停止こそが「日本らしさ」という皮肉。「ラグビー」を「ものづくり」とかに入れ替えても通用しそうw
  • 日本代表の連係が機能しない理由。本田圭佑が語る、クラブとの“齟齬”。(西川結城)

    重苦しい沈黙を左足のミドルシュートで破った田圭佑。個人のスキルで今回は事なきを得たが、攻撃の形なくして代表の強化はありえない。 田圭佑の左足から放たれた強烈ミドル。ここ最近の日本代表が抱えていた憤を晴らすような一撃だった。 守備を固めてきた相手に有効打となる、ミドルシュート。6月のシンガポール戦でスコアレスとなった反省を生かすために、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督もカンボジア戦を前に「ミドルシュートをもっと打つことが必要」というメッセージを選手にも世間にも伝えていた。 この試合、日は序盤から攻めるもゴールネットを揺らせないまま、前半も30分を迎えようとしていた。そこで、田が相手の虚を突くように左足を強振。指揮官が求めたプレーで、しっかり結果を出す。誰よりも真っ先に決めてみせたあたりは、さすがの役者ぶりだった。 ミドルが決まる確率は、当然低い。 ミドルシュートやロングシュートが決ま

    日本代表の連係が機能しない理由。本田圭佑が語る、クラブとの“齟齬”。(西川結城)
    ryozo18
    ryozo18 2015/09/08
    "ヨーロッパでプレーしている選手たちの所属チームの状態が、そんなに攻め込めないレベルのチームばかりでしょ"  シーッ! d( ゚ε゚;)
  • 日本代表には、「走る技術」がない?岡崎慎司の専属コーチが語る本質。(木崎伸也)

    「世界がどんどん走るサッカーをしているのに、南アフリカW杯以降、日ではポゼッションという言葉が流行ってしまった」 杉龍勇(岡崎慎司の専属フィジカルコーチ) 日サッカーには何かが足りない――。ブラジルW杯における日本代表の惨敗を見て、多くの人がそう感じたのではないだろうか。 技術水準が上がり、経験も積んで、戦術の引き出しも増えた。なのにW杯で1勝もできなかった。メキシコ人のアギーレが来ても、ボスニア・ヘルツェゴビナ人のハリルホジッチが来ても停滞感が漂い続けているのは、重要な何かが欠けているからに違いない。 そんなことを考えているとき、答えのひとつを示す人物に出会った。 フィジカルコーチの杉龍勇(法政大学教授)だ。 陸上選手だった杉はベルリン留学を経て、清水エスパルスのフィジカルコーチなどを歴任し、2012年から岡崎慎司の専属コーチを務めている。ブラジルW杯前には吉田麻也の指導も行

    日本代表には、「走る技術」がない?岡崎慎司の専属コーチが語る本質。(木崎伸也)
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    ryozo18 2015/07/13
    エスパルス時代になんかのTV番組で岡崎の走り改革のトレーニングを見た記憶がある。この方だったのかな
  • 「タダ券は絶対に配らない」J2ファジアーノ岡山の流儀。(松本宣昭)

    いかにしてお客さんを増やすか。 飲店や小売業と同じく、Jリーグクラブの経営者も、常にこのことに頭を悩ませている。観戦チケット代だけでなく、来場者がスタジアムで使う飲代やグッズの売り上げはクラブの収入に直結し、それがチームの強化費につながるからだ。単に入場者の「数」を増やすことを目指すならば、“手っ取り早い”方法がある。 タダ券を配ればいい。 これをすれば、間違いなく入場者は増える。無料で招待するわけだから、もちろんチケット収入はないが、無料入場者でもスタジアムでの飲やグッズ購入にはお金を使うし、彼らが生観戦の魅力にハマり、リピーターとなれば、次はチケットを買ってくれる可能性もある。 親企業を持つクラブならば、無料招待券を自社の顧客サービスに使うこともできる。プロ野球の球団を傘下に持つ新聞社が、新規購読者を勧誘する際にスタジアムへの無料招待券を配るのは、わかりやすい例だ。サッカー界でも

    「タダ券は絶対に配らない」J2ファジアーノ岡山の流儀。(松本宣昭)
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    ryozo18 2015/05/13
    木村社長のスタンスいいな
  • Jの先を行くドイツ代表の「科学力」。W杯優勝を支えたシステムが進化中。(木崎伸也)

    「自分たちの試合の振り返り、および対戦相手の分析に、ラームやミュラーといった選手たちが率先して取り組んでいた」 オリバー・ビアホフ(ドイツ代表マネージャー) J1が今季から走行距離やスプリント数の計測を始めたように、日サッカー界はデータ分析の発展に遅れまいと日々努力している。しかし、その先を走るサッカー大国も立ち止まっているわけではない。 とりわけW杯王者のドイツは、すさまじいスピードでデータ分析を進化させつつある。 2014年ブラジルW杯において、ドイツは「マッチ・インサイト」という最先端の分析システムを使用していた。 同システムはブラジルW杯に向けてSAP社とドイツサッカー協会が共同開発したもので、大会期間中、ドイツ代表の宿舎に置かれていた(詳しくはNumber 859号に掲載された記事『W杯優勝を支えた驚異の分析力』を参照)。 得失点シーンはもちろん、決定機やピンチの場面を、タッチ

    Jの先を行くドイツ代表の「科学力」。W杯優勝を支えたシステムが進化中。(木崎伸也)
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    ryozo18 2015/05/12
    SAPが協力してるのかー
  • 岡崎慎司がまくしたてた濃密な15分。端々に滲む、日本サッカーへの愛。(寺野典子)

    不調と騒がれながらも、気づけば今季も既に10得点を決めている岡崎慎司。ブンデスリーガの得点ランキング上位に彼の名前があることは、もはや見慣れた光景となった。 3月17日夕方。マインツの練習場は活気にあふれていた。 2月17日に監督が交代し、U-23チームを指揮していたシュミット氏が就任後、上位チーム相手に2勝1分1敗。14位だった順位も11位まで上昇している。そんなチームのなかで、注目を集めているのがエース岡崎慎司だ。街中に設置された仮設ファンショップでも、一番目立つところに岡崎のゲームシャツが飾られていた。 3月7日のボルシアMG戦で10試合ぶりとなる同点ゴールを決めると、3月14日のアウクスブルク戦では先制弾をマーク。これで今季10得点目。昨季に続く二桁得点となった。 そんな岡崎はミニゲームでも、難しいパスをうまくコントロールしてゴールへ蹴り込むなど、ひと目でコンディションの良さが伝わ

    岡崎慎司がまくしたてた濃密な15分。端々に滲む、日本サッカーへの愛。(寺野典子)
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    ryozo18 2015/03/20
    "答えを探すこと、その過程自体が答えというか、重要やなと" 修証一等
  • J2北九州の“悲劇”から考える。「FFP」って何のための制度なの?(並木裕太)

    2014年のJリーグを振り返ると、2012年度から導入されたクラブライセンス制度を巡って、ひとつ象徴的な出来事がありました。それはJ2で5位に入ったギラヴァンツ北九州が、来季のJ1ライセンスを持たないゆえに、昇格プレーオフに出場できなかったことです。 ライセンスが交付されないことは開幕前から分かっていたとはいえ、チームの健闘が光っただけに、北九州のクラブ関係者やサポーターたちはさぞや落胆したことと想像します。 北九州サポーターでなくとも、制度によって昇格の道を断たれたことに釈然としない思いを抱かれた方も多いことでしょう。今回の「スポーツのお値段」では、前後編にわたって、このクラブライセンス制度について深く掘り下げてみたいと思います。 ドイツ発祥のクラブライセンス制度は、欧州サッカー連盟(UEFA)がチャンピオンズリーグ(CL)への参加資格として導入したのに続き、国際サッカー連盟(FIFA)

    J2北九州の“悲劇”から考える。「FFP」って何のための制度なの?(並木裕太)
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    ryozo18 2015/01/06
    北QにFFPはあんまり関係ないけど、スタジアム基準はもっと緩和すべきと思う
  • W杯の敗因の1つ「コンディション」。調整過程に浮上した“3つのミス”。(木崎伸也)

    なぜ日本代表は、ブラジルの地で1勝すらできなかったのか? ブラジルW杯が終わって2週間以上が経つというのに、まだそのことばかりを考えている。 自分なりに敗因としてある程度整理できていることが、大小含めて3つある。「暑熱対策の失敗」、「コンフェデ杯に起因する戦術の迷い」、「個人のプレッシング技術の低さ」だ。今回は1つ目について書きたいと思う。 田、長友、岡崎の体が重かったコートジボワール戦。 ザックジャパンがコンディション調整に失敗したことは、原博実専務理事が記者会見で認めている。 「指宿でかなりハードな合宿を行ない、ケガで2、3カ月休んでいた選手には良かったと思う反面、シーズンをフルで戦ってきた選手には少し負荷が強過ぎたかもしれない」 特にコンディションの悪さが目立ったのは、初戦のコートジボワール戦だ。日は後半から一気に運動量が落ち、わずか2分の間に逆転を許したのは体力の問題だけではな

    W杯の敗因の1つ「コンディション」。調整過程に浮上した“3つのミス”。(木崎伸也)
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    ryozo18 2014/08/04
    このへんの理論は整理されてないのかね
  • 米国の大御所が突きつけた「三行半」。クリンスマン体制の功罪を問う。(田邊雅之)

    延長前半に2点を奪われるまで、ベルギーの猛攻に必死に抗ったティム・ハワード。ファーガソンに招かれて以来、プレミアでプレーするGKの意地を見せた。 W杯ブラジル大会は、幾多の名勝負を生んだ。中でも「死の組」と呼ばれたグループGで大きな注目を集めたのがアメリカ代表だった。 ドイツにこそ0-1で惜敗したものの、ガーナに勝利し、ポルトガルと引き分けてGLを通過。決勝トーナメントの1回戦では、ベルギーを最後まで苦しめた。 かくして高い評価を得たのが、監督のユルゲン・クリンスマンである。彼がドイツ代表の前監督だったというキャリアも、評価を高める上で追い風となった。 しかしアメリカサッカー関係者の間では、大会開幕前からクリンスマン政権に対して様々な疑問が呈されていた。アメリカは、当にこの4年間で成長したと言えるのだろうか。 そのような状況の中で発表されたのが、『サッカーアメリカ』というウェブサイト

    米国の大御所が突きつけた「三行半」。クリンスマン体制の功罪を問う。(田邊雅之)
  • 3バック+マンマーク+ハイプレス。躍進する伏兵の「ポゼッション殺し」。(北條聡)

    ネイマールを押さえ込み、ブラジル相手にスコアレスでの引分けをもぎとったメキシコ。決勝トーナメント初戦の相手はオランダ。1対1の文化を持つ強豪相手ににどんな戦いを見せてくれるのだろうか。 栄枯盛衰は世の習いである。前回王者のスペインが真っ先にブラジル大会から姿を消した。いかにスペインに追いつき、どうやって打ち負かすか。南アフリカ大会からの4年間、世界各地でスペインの打ち立てた世界標準(ボールポゼッション)にキャッチアップする動きと同時に、それを封じ込める新しいアイディアの追求が活発だった。 前回の南アフリカ大会では守備の局面で自陣に後退し堅固な「ブロック」を構築するチームが少なくなかった。だが今大会では最終ラインを押し上げ、前線から球を奪いに行く「ハイプレス」の復活が目につく。この前進守備は一のパスで背後のスペースを突かれるリスクがある反面、高い位置で球を奪ったときのリターンも大きい。ダイ

    3バック+マンマーク+ハイプレス。躍進する伏兵の「ポゼッション殺し」。(北條聡)
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    ryozo18 2014/06/30
    面白い
  • 岩政大樹が明かす、タイ・プレミアリーグの実情。~日本代表経験者が移籍する理由~(栗原正夫)

    ここ数年、欧州挑戦という動きに加え、Jリーガーの新たな移籍先として注目を集めているタイ・プレミアリーグ(TPL)。昨秋にオランダのフェンロからカレン・ロバートがスパンブリーへ入団したのに続き、今冬にも岩政大樹(鹿島→BECテロ・サーサナ)、茂庭照幸(C大阪→バンコク・グラス)、西紀寛(東京V→ポリス・ユナイテッド)と、日本代表歴のある選手たちが新天地を求めるなど、その流れは加速する一方だ。 とはいえ、TPLの実情があまり報じられていないのも事実である。 2月22日に開幕した今季のTPLは、11月2日までに総当りのホーム&アウェー戦で全38節が行なわれる。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 1109文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料

    岩政大樹が明かす、タイ・プレミアリーグの実情。~日本代表経験者が移籍する理由~(栗原正夫)
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    ryozo18 2014/04/21
    "「サラリーは日本人選手全員がそうとは言えないが、概ねJ1並で、基本的に税別の手取り金額」"  ほう
  • 宇佐美の穴と、「FW遠藤」の限界。初戦黒星のG大阪に危機感はあるか。(佐藤俊)

    FWとして出場するも、浦和の徹底マークにあい攻撃を活性化させられなかった遠藤保仁。宇佐美不在という大問題への解答はどこにあるのか。 今シーズン、ガンバ大阪は大丈夫なのか。 浦和レッズに0-1で敗れた開幕戦を見て、不安に駆られた人は少なくなかったはずだ。 完封負けは長いシーズン34試合もあれば、数試合はあることだ。それをことさらに騒ぎ立てることはない。 気になったのは、内容だ。 ガンバのように攻撃力が持ち味のチームは、いかに多くのチャンスを作ってシュートを放つかがポイントになる。チャンスを多く作れていれば、それを決めきれずに0-1で敗れるのは、「次がある」と前向きにとらえることができる。語弊はあるものの「ガンバらしい」とも言えるだろう。攻撃の形が出来てさえいれば、あとは決定力を高めるように各自が修正していったり、決定力の高い外国人選手を獲得すれば問題は解消できるからだ。実際、過去のガンバはそ

    宇佐美の穴と、「FW遠藤」の限界。初戦黒星のG大阪に危機感はあるか。(佐藤俊)
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    ryozo18 2014/03/03
    次節のガンバ戦チェックしてみるか
  • 「ペップは常に選手を楽しませる」バイエルンの“面白い”練習の秘密。(木崎伸也)

    練習を指揮するグアルディオラ監督。リーグ最大のライバルであるドルトムントのクロップに「同じリーグにいることが不運だ」と言わせるほど、圧倒的な力を見せ付けている。 ペップ・グアルディオラ率いるバイエルン・ミュンヘンが、異次元の領域に足を踏み入れようとしている。 ブンデスリーガでは2位に勝ち点19の差をつけて首位を独走し(22節終了時点)、CLでも決勝トーナメント1回戦の1stレグでアーセナルに2-0で快勝した。ドイツ杯でもベスト4に進出している。 グアルディオラは「最も大切なのはブンデスリーガのタイトル」と地に足をつけて戦う重要性を説いているが、CL連覇の現実味も増してきた。ハインケスが率いていた昨季は、格上相手(たとえばバルセロナ)には守備的な戦い方で挑んだが、今季はどんな相手でも敵陣に押し込める圧倒的な攻撃力がある。 バイエルン、秘密の練習メニューの一部を紹介 いったいグアルディオラはど

    「ペップは常に選手を楽しませる」バイエルンの“面白い”練習の秘密。(木崎伸也)
  • 判定を知ると試合の見方が変わる!?Jを裁く審判の「4つの基準」とは。(飯尾篤史)

    サッカーにおいて、強靭なフィジカルのぶつかり合いは魅力の1つだが、その接触もフェアであってこそ。公正でレベルの高いジャッジを期待したい。 JFAハウス9階の大会議室。スクリーンに映し出された試合の映像を見ながら、30人弱の報道関係者が審判として解答用紙の選択肢に「○」を付けていく。 昨シーズンのJリーグから抽出されたシーンが、全部で20。いずれもジャッジがひと筋縄ではいかないものばかり。 選択肢は1問につき7つ。そのシーンのプレーが「ノーファウル」なのか、「黄色の反則」、「赤の反則」、「黄色の反則+イエローカード」、「赤の反則+イエローカード」、「黄色の反則+レッドカード」、「赤の反則+レッドカード」のどれなのかを判定していく(黄色や赤はユニホームの色なので、白、紫、青など設問ごとに変わる)。 イエローカードかレッドカードかで迷うのはやさしいほうで、難しいものだと、攻撃側と守備側のどちらの

    判定を知ると試合の見方が変わる!?Jを裁く審判の「4つの基準」とは。(飯尾篤史)
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    ryozo18 2014/02/26
    "ジェフ千葉のある選手が競り合いのあと、顔を抑えて倒れたシーンが映し出されていた。 (略)実はこの選手、スタンダードビデオでよく取り上げられるシミュレーションの常習者" Yざーかな?
  • Jの劇的な試合日程は、こう作られる。ドラマを生む「新・日程くん」に迫る!(飯尾篤史)

    広島の2連覇をさらに劇的なものにした1つの要因に、最終節が上位6チーム同士の対戦となった日程にあったことは間違いない。 サンフレッチェ広島の逆転優勝で幕を閉じた2013年のJ1リーグ。このドラマチックなエンディングにひと役買ったのが、絶妙な試合日程だった。 最終節の対戦カードは、横浜F・マリノス(首位)vs.川崎フロンターレ(5位)、広島(2位)vs.鹿島アントラーズ(3位)、浦和レッズ(4位)vs.セレッソ大阪(6位)。優勝とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を争う上位6チームの直接対決となっていた。 カシマスタジアムで広島の選手たちが歓喜に沸いている頃、等々力陸上競技場では横浜FMの優勝を阻んだ川崎が3位に浮上。これまた逆転でACL出場権を獲得し、喜びを爆発させていた。 この神がかり的なマッチスケジュールを組んだのは、「Jリーグマッチスケジューラー」、通称「日程くん」と呼ばれる

    Jの劇的な試合日程は、こう作られる。ドラマを生む「新・日程くん」に迫る!(飯尾篤史)
  • ラシンが何故2年連続降格で3部へ?とある世界的詐欺師の“アリ地獄”。(工藤拓)

    2011年1月、ホームスタジアムでファンの歓声に応えるオーナー就任直後のアリ氏。このときには現在のような事態は想定する者はいなかった。 一発勝負のトーナメント方式で行なわれていた時代と比べ、4回戦から準決勝までがホーム&アウェーの2試合で行われるようになった現行のコパデルレイ(国王杯)では、2部や3部クラブがジャイアントキリングを起こすことは難しくなった。 それでも'09-'10シーズンに2試合合計4-1でレアル・マドリーを破ったアルコルコン(当時3部)、'11-'12シーズンにビジャレアルやエスパニョールを破って準決勝まで勝ち進んだミランデス(当時3部)など、数年に1度ながら痛快な躍進を遂げるチームが出てくるのがコパの面白いところだ。 はたして今季も1部のセビージャ、アルメリアを立て続けに撃破し、準々決勝進出を果たした3部クラブがある。スペイン北部カンタブリア州を代表するクラブ、ラシン・

    ラシンが何故2年連続降格で3部へ?とある世界的詐欺師の“アリ地獄”。(工藤拓)
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    ryozo18 2014/01/31
    こんなことになってたのか(絶句
  • 福西崇史が降格危機の磐田に喝!残り8試合、前田遼一に全てを託す。 (細江克弥)

    2000年にジュビロに入団し、中山雅史と入れ替わるようにしてFWに定着していった前田。得点以外でも、ベテラン選手として期待されるものがあるはずだ。 Jリーグ第26節、ジュビロ磐田はかつての宿敵・鹿島アントラーズに2-3で敗れた。しかし熱戦を想起させるスコアとは裏腹に、内容は鹿島の完勝だった。鹿島にとって試合終盤に喫した2失点は、優勝争いにらいつくための最後の戒めとすればネガティブに解釈する必要はない。 問題は、現在17位と残留争いの渦中で苦しむ、負けた磐田側である。 前節、10試合ぶりの白星に歓喜した柏レイソルとの一戦は、結果はもちろん、内容にも久々に爽快感のある90分だった。序盤から激しくボールを追う猛ラッシュで狙いどおり相手を惑わせ、5分、7分と立て続けにゴールを奪って精神的な重圧から解放された。56分に失点を喫しても焦ることなく、相手のミスを誘って63分に追加点。相手の戦意を削ぐ“

    福西崇史が降格危機の磐田に喝!残り8試合、前田遼一に全てを託す。 (細江克弥)
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    ryozo18 2013/09/25
    "『このまま勝ち続けよう』という意識から、『負けられない戦いが続く』という意識にたった1日で変わってしまった"
  • 川崎Fの元トレーナー・西本直が教える1対1のぶつかり合いに強くなる方法。(木崎伸也)

    川崎フロンターレのトレーニングコーチを辞し、広島で体のケア・トレーニング指導を行なう『Conditioning Studio 操』をオープンさせた西直。 「日サッカー選手は、腕の伸筋をもっとうまく使い、 もっとうまく鍛えれば、ぶつかり合いに強くなります」 西直(元川崎フロンターレトレーナー) なぜ一般的に日人選手は、1対1のぶつかり合いを苦手にしているのか? そう問われれば、多くの人が「フィジカルが弱いから」と答えるだろう。確かに日人と欧米人の骨格の差は、いかんともし難いものがある。 だが、理由はそれだけではない。日人選手は体重が軽いとか、筋量が少ないといった重量の問題以前に、そもそもの“体の使い方”が間違っているかもしれないのだ。 「日人はサッカー選手に限らず、伸筋の使い方があまりうまくなく、屈筋を使ってしまう傾向があるんです」 そう指摘するのは、川崎フロンターレの元トレ

    川崎Fの元トレーナー・西本直が教える1対1のぶつかり合いに強くなる方法。(木崎伸也)
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    ryozo18 2013/09/20
    川崎のトレーナーをやめたのは本人の体調不良だったのか
  • 大分トリニータが書いた完璧な設計図。サッカーに「弱者の兵法」はあるのか。(阿部珠樹)

    試合後、うなだれる大分トリニータのイレブン。19試合で19得点、36失点。現在5連敗中。昨季はJ2で59得点、40失点だったが、J1の壁は厚かったか。 FC東京と大分トリニータの試合前、東アジアカップに出場した選手に花束が贈られた。贈られたのはFC東京の5人。 大分で花束をもらった選手はいない。それだけではない。東京には通算80ゴール以上あげているルーカスがいるし、オリンピック代表だった東慶悟や得点王を争う渡邉千真だっている。選手の力の総和は東京が大きく上回っている。ゴール裏のカメラマンの数を数えてみた。大分側で東京のゴールをねらうのが10人。東京のゴール裏で大分のゴールをねらうのはわずかにふたり。メディアは正直だ。 今シーズン昇格した大分は、ここまでわずか1勝しただけ。もう12敗もして最下位に腰を据えてしまっている。試合の興味はどちらが勝つかではなく、どう勝つか、どう負けるかにあるように

    大分トリニータが書いた完璧な設計図。サッカーに「弱者の兵法」はあるのか。(阿部珠樹)
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    ryozo18 2013/08/07
    「J2で6位」のチームなんだからしょうがないと思うよ
  • <FIFAマスターで学んだもの> 宮本恒靖 「僕が考える日本サッカーの未来図」(佐藤俊)

    FIFAマスターの学生としてこの1年、イングランドやイタリアで 多角的にサッカーについて学んできた宮恒靖。新たな視点を得た彼の目に コンフェデの結果や日サッカーの行く末はどう映っているのか――。 7月、FIFAマスターの卒業式の数日前。 スイス・ジュネーブから1時間半、ニューシャテル湖を望むニューシャテル大学の構内で宮恒靖を待っていた。 「久しぶりやねっ」 時間通り、笑顔で、黒のリュックを背負って現れた宮とは、昨年10月にイングランド・レスターで会って以来だった。あの頃はピカピカの新入生で学生生活にも授業にもまだ慣れておらず、表情にも余裕がないように見えた。だが今はすっかり落ち着き、元選手で現役の学生というより、まるで文化人のような雰囲気を漂わせていた。 「近くにチーズバーガーの美味しい店があるんで、そこ行きます?」 そう言うと、真夏の日差しが照りつける中、ゆっくりと歩き出した。

    <FIFAマスターで学んだもの> 宮本恒靖 「僕が考える日本サッカーの未来図」(佐藤俊)