事務所のデスクで話をする鈴木おさむさん。広いオフィス内にはカラフルなものが多い=東京都目黒区、柴田悠貴撮影 ■「スタートアップファクトリー」代表 鈴木おさむ(52) 放送作家を引退後、ベンチャーファンドという未知の世界に足を踏み入れ、最近はアドレナリンがどんどん出るという。 鈴木おさむさんと大島美幸さんの新婚時代の写真 スタートアップ企業の支援に乗り出したきっかけは、シェアオフィスを約5年前に立ち上げたこと。自宅にしようと買った段ボール工場を改装したビルにつくった。 お金はないが、才能ある若手漫画家らが手塚治虫を慕って集まった「トキワ荘」のような空間にしたい――。 もうけは考えず、面白いスタートアップ企業の若者にオフィスを無料で貸した。自身の事務所もビルの中にある。「いろんな業種の4社がいます。これからはじめるファンドからユニコーン企業(評価額10億ドル超で未上場)を出したい」 「SMAP