KDDIと聞くと通信、モバイルといった事業がまず思い浮かぶが、実はスタートアップの支援も積極的に行っている。その取り組みの中心となるのが、2011年8月より開始したインキュベーションプログラム「KDDI ∞ Labo(∞ラボ)」だ。 ∞ラボでは、選抜したスタートアップ向けにオフィスやネットワーク環境を提供し、プログラム期間内でのサービス提供をサポートする。 KDDIという大企業がいかにしてインキュベーションプログラムを提供するに至ったのか?またその強みや課題はどういったものなのか。KDDI ∞ Labo ラボ長の塚田俊文氏に聞いた。 --第2期生の活動が始まりました。応募者にはどのような傾向がありましたか。 KDDIは現在、マルチデバイス、マルチネットワーク、マルチユースという「3M戦略」を進めていますが、∞ラボでもそのキーワードのもと、さまざまなシーンに対応したクラウドベースのサービスを