嫌な仕事やダイエットなど、めんどうなことはついつい先延ばしにしてしまう。何か目標を決めたり、決意したことに対して、その決意がくじけてしまう…。そんなことは誰にでもあることだろう。やらなければいけないと頭では分かっているのに、やる気が起きないようなことを実行に移すにはどうしたらいいのだろうか。 『最後までやりきる力』(スティーヴ・レヴィンソン、クリス・クーパー著、門脇弘典翻訳、クロスメディア・パブリッシング刊)は全米ベストセラー著者の臨床心理士・スティーヴ・レヴィンソン氏とエグゼグティブコーチ・クリス・クーパー氏が、長年現場にたずさわった経験をもとに、決意を確実に行動につなげ、最大の成果をあげる方法を紹介している。ここでは2つピックアップする。 (1)退路を断つことが前進の最良の方法である まず、後戻りできなくすることが、前に進むための最良の方法であるということだ。キャシー・トレイシーさんは