表千家(おもてせんけ)は、茶道流派の一つ。千利休を祖とする千家の家督を継いだ千家流茶道の本家であり、宗家は京都市上京区小川通寺之内通上るにある。 表千家を象徴する茶室不審菴(ふしんあん)の号の由来は「不審花開今日春」の語に由来しており、一般財団法人不審菴が管理している。 現在の家元は、千利休から数えて、15代目の猶有斎(ゆうゆうさい)千宗左(せんそうさ)である。代々の家元は紀州藩主(御三家)である紀州徳川家の茶頭として格式を誇り、紀州徳川家と強いつながりがあった三井家とも縁があった(後述)。 本家の表千家に対して分家の裏千家の名は、表通り(寺之内通)に南面した不審菴の裏に今日庵(裏千家)があることに由来する。現在は南北の小川通に西面して両家の正面があり左右に並んでいる。 茶の湯の大成者である千利休(せんのりきゅう)の没後、千家は2代・千少庵(せんしょうあん)、3代・千宗旦(せんそうたん)と
