新型コロナウイルスの感染拡大に伴う福岡県への緊急事態宣言が20日に解除され、21日から「まん延防止等重点措置」に切り替わった。県は、宣言中は認めていなかった飲食店での酒類提供を条件付きで解禁するが、営業時間短縮の要請は継続する。重点措置の対象区域に指定した福岡、北九州、久留米3市では酒類のオーダーストップを午後7時、営業時間を同8時までとするよう求める。そのほかの地域は1時間ずつ繰り下げが可能となる。措置期限は7月11日まで。 飲食店での酒類提供は、感染対策を講じている店舗に県が独自で発行する「感染防止宣言ステッカー」の掲示が条件で、グループは4人以下の客に限定する。スナックやカラオケ喫茶には、カラオケの利用自粛も求める。 重点措置区域の福岡、北九州、久留米3市では、集客施設への時短営業の要請を継続する。百貨店やショッピングセンター、家電量販店、パチンコ店などには午後8時まで、映画館や劇場