無職だからもはや私には関係ないのだが、世間ではまもなくゴールデンウィークである。 ゴールデンウィークは、1951年、現在のゴールデンウィークにあたる期間に上映された映画『自由学校』が正月やお盆興行よりヒットしたのを期に、多くの人に映画を見てもらおうと、当時、大映専務であった松山英夫氏による造語で和製英語。 引用:Lookvise,Inc.『語源由来辞典』 だそうで、ゴールデンつまり黄金というのはどうも我々の利益というより、映画会社のカネのことであった。 映画「自由学校」は、1950年に新聞連載された獅子文六の小説が原作で、なんと松竹(監督:渋谷実)、大映(監督:吉村公三郎)が競作し、しかも同じ週に封切られたというちょっと考えられない事態になっている。映画会社どっちも儲かったんだからそりゃゴールデンだ。 松竹のほうの映画では、劇中で佐田啓二が発する「とんでも」と英語の「happen」がくっつ