核融合に宇宙開発、合成生物学や生成AIをはじめとした人工知能(AI)技術……。 ここ数年の間に「ディープテック」と呼ばれる、科学技術をベースとしたスタートアップ企業が世界中で注目されるようになってきた。 「これだったら人生を賭けてやれるんじゃないかと思ったんです」 ディープテック領域のスタートアップへの支援に特化したベンチャーキャピタル(VC)のBeyond Next Ventures(以下、BNV)で代表取締役社長を務める伊藤毅さんは、BNVを設立した当時をこう振り返る。 伊藤さんは東京工業大学理工学研究科の修士課程を修了後、投資ファンドのジャフコ グループに入社。2010年から産学連携担当として数々の大学発スタートアップへの投資に携わった。 かつて投資した企業の中には、微生物発酵で繊維などの材料となる人工タンパク質を製造する慶應義塾大学発のユニコーン企業「スパイバー」や、医療用装着型ロ
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