画像への人工知能(AI)技術活用が岐路にある。ディープラーニング(深層学習)が大きなAIブームを起こして約5年。この間AIベンチャー(VB)たちは戦い方を変えてきた。技術コンサルティングや開発支援、データベース構築、人材教育など、さまざまな角度から事業化を試みてきた。現在は顧客側にも経験がたまり、費用対効果が強く求められている。(取材・小寺貴之) 概念実証向け無償提供 「画像認識はコスト競争になっている。ベンチャーが顧客の概念実証(PoC)に振り回されたらやっていけない。だから無償提供して顧客にやってもらう」―。アナモルフォーシスネットワークス(京都市左京区)の炭谷翔悟社長はオープンPoC戦略をこう説明する。同社は開発した画像認識AIソフトを自社HPで無償提供する。顧客が自分たちの現場で使えるか技術コンセプトを試すPoCまでは無料で誰でも自由に使える。本格導入に向けた開発からアナモルフォー
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