入門 公共政策学社会問題を解決する「新しい知」 秋吉貴雄 著 社会問題はますます複雑になり、既存の学問では十分な解決策を提示できない――そうした意識から生まれた「公共政策学」。政治学や行政学、経済学など多分野の知識を総合化した新しい学問だ。専門家のみならず、市民の「知」も取り入れるなど、問題解決に役立つ学問へと進化している。本書は、少子高齢化、シャッター商店街、生活保護、学力低下など、日本の課題を例に取り、公共政策学のエッセンスを伝える入門書である。 書誌データ 初版刊行日2017/6/21 判型新書判 ページ数240ページ 定価946円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102439-8 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店
2021年02月08日 トランプ支持者はなぜ熱狂的に支持しているの? とにかく彼らに会い続けた記者が、これからも語り合う理由 「どうしても見せたいものがある」 そういって男性が連れてきてくれたのは、フロリダ州ペンサコーラにある全米屈指の航空博物館だ。見せたいものとは、そこに展示されている旧日本軍の戦闘機「ゼロ戦」だった。 「ゼロ戦と空中戦を戦ったアメリカ軍のパイロットは例外なく、その機体の高い運動性能を恐れていた」 美しい流線型の機体の説明書きにはそう記してあった。 だが私は、ゼロ戦を見るために首都ワシントンから出張してきたわけではない。目的は一つ。トランプ氏を熱狂的に支持した人たちが、選挙のあとどうしているかを知るために、会いに来たのだ。 アポイントをとった退役軍人の男性は、取材を快く引き受けてくれた。そのあとで、ぜひ見せたいものがあるという。 「私は湾岸戦争で、空母艦載機のパイロットを
競馬ファンから、馬主、騎手、調教師、馬たち、 そして競馬の世界を成立させる仕来り、エチケット、言葉まで……。 独特な「ムラ/部族社会」である競馬の世界を 人類学者が鋭い洞察力で活写した。 フィールドワークで実感! イギリス文化誌 トランスアクション版への前書き(ライオネル・タイガー) ◉はじめに——競馬ファンはどこに 第1部 競馬サークル ◉第1章 競馬ファン 熱心なファン/軽いファン/中毒症のファン/馬好きファン/オタクのファン/社交目的ファン/ビジネス・スーツ組/カップル/ファミリー連れ/グループ来場者/派手な一族/社交目的来場者の割合/非日常の世界(Alternative Reality)/村のゴシップ ◉第2章 戦士 本物のエリート/チーム・スピリットの問題/フランキー・ディットーリ効果 ◉第3章 呪術師 奇跡の仕事人/仮面の裏/呪術師は情報交換しない ◉第4章 書記役 ひじょうに
書誌情報BOOKS 会社法の基本を、短時間で大づかみ! 令和元年会社法改正にも対応! 本書は、法律のことは全く知らない人でも理解できるように、 できる限りわかりやすく説明した会社法の入門書です。 たとえば、難しい法律用語は可能な限り別の言葉に言い換え、 初めて登場する言葉にはその定義や意味を記載し、条文番号は全て省略しました。 また、図版も豊富なので、法律になじみがない人でも 会社法の仕組みのイメージをつかめます。 著者は、企業法務や会社法に関する仕事に多く携わる弁護士。 普段の実務経験を踏まえたコメントもなるべくたくさん盛り込んでいるので、 現場感も満載です。 ~こんな方におすすめ~ ●会社の経営者 ●法務担当者 ●ビジネスパーソン ●起業を考えている方 ●会社法の勉強を始めようとしている方 PART1 会社とは、会社法とは何だろう PART2 株式会社はどうやって設立するのだろう PA
政治と行政によって管理・統制されている交通に内在する疑問や問題を、法律、政令、省令を通して抽出し、同時に法治国家の法の限界を探ろうとするもので、交通政治学という新しい観点から交通にアプローチした内容です。 【まえがき】より 法治国家とは一般に、政治は法律に基づいて行われるべきという法治主義によって運営される国家、法により国家権力が行使される国家、国民の意志によって制定された法に基づいて国政の一切が行われる国家などとされています。しかし、法治国家では行政および司法が法律に適合していれば国民の権利や自由を侵害してもよいという形式的側面が重視され、法や国家の目的、内容を軽視する法律万能主義に陥ることがあることから、憲法裁判所が設置され、法令の憲法適合性を審査する権限が与えられているとされています。日本には憲法裁判所はありませんが、日本国憲法第81 条は「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処
ルポ ヒトハカガクガニガテ 2019年5月22日発売 定価:924円(税込み) ISBN 978-4-334-04410-7 光文社新書 判型:新書判ソフト ルポ 人は科学が苦手アメリカ「科学不信」の現場から三井誠/著 子どものころから科学が好きだった著者は、新聞社の科学記者として科学を伝える仕事をしてきた。そして2015年、科学の新たな地平を切り開いてきたアメリカで、特派員として心躍る科学取材を始めた。米航空宇宙局(NASA)の宇宙開発など、科学技術の最先端に触れることはできたものの、そこで実感したのは、意外なほどに広がる「科学への不信」だった。 「人は科学的に考えることがもともと苦手なのではないか」――。全米各地に取材に出かけ、人々の声に耳を傾けていくと、地球温暖化への根強い疑問や信仰に基づく進化論への反発の声があちこちで聞かれた。 その背景に何があるのか。先進各国に共通する「科学と社
20世紀初頭まで、政治や知的活動への参加は一部の特権階級に限られていたが、後の社会変化で門戸は大きく開かれた。それは人びとのリテラシーを高め、新たな啓蒙の時代を招来するはずだった。ところが今、これほど多くの人が、これほど大量の知識へのアクセスをもちながら、あまり学ぼうとせず、各分野で専門家が蓄積してきた専門知を尊重しない時代を迎えている。 ゆがんだ平等意識。民主主義のはき違え。自分の願望や信念に沿う情報だけを集める「確証バイアス」。都合の悪い事実をフェイクと呼び、ネット検索に基づく主張と専門家の見識を同じ土俵に乗せる。何もかも意見の違いですますことはできない、正しいこともあれば間違ったこともあるという反論には、「非民主的なエリート主義」の烙印を押す。これでは、正しい情報に基づいた議論で合意を形成することは難しく、民主主義による政治も機能しない。 原因はインターネット、エンターテイメントと化
内容紹介 「お互いに助け合い、秩序を持って行動する日本人の姿はすばらしい」と言われる。しかし、実は災害時のそうした行動は、日本人だけではなく、世界中で共通してみられるという。 著者のレベッカ・ソルニット氏は1989年にカリフォルニア州でロマ・プリータ地震に遭い被災している。その経験をもとに、1906年のサンフランシスコ地震から2005年に起きたニューオリンズのハリケーン被害までを取材・研究してまとめたのが本書である。 「大惨事に直面すると、人間は利己的になり、パニックに陥り、退行現象が起きて野蛮になるという一般的なイメージがあるがそれは真実とは程遠い」と著者は言う。「地震、爆撃、大嵐などの直後には緊迫した状況の中で誰もが利他的になり、自身や身内のみならず隣人や見も知らぬ人々に対してさえ、まず思いやりを示す」。災害時に形作られる即席のコミュニティは「地獄の中で」他人とつながりたいという、欲望
「社会的弱者」とは誰か。そのあたりまえを撹乱する。 仕事からヘルスケアまで、生活のあらゆる局面にディバイスが浸透し、常時接続(つながりっぱなし)に疲弊する人びと。一方で、障害者の不如意の身体機能を拡張させ、「できない」を「できる」に変えるまったく新しいテクノロジー。高度情報化社会における「強者」、はたまた「弱者」とは、本当のところ誰なのか。従来の〈情弱〉概念を撹乱させ、現代社会を生き抜くための技法を構想する試み。 【目次】 I 〈情弱〉・〈情強〉・現代社会 第1章 〈情弱〉とは誰か?――「情報強迫性障害」とマイノリティとしての「情報弱者」 第2章 社会的マイノリティとデジタル・ディバイト――ポスト・ビッグデータ時代の実像 II ポスト・ビッグデータ時代の技術・福祉・社会 第3章 なぜ、〈ビッグデータ〉は〈やさしい〉のか――ライフログ・特定健診・介護予防・〈自粛される生〉 第4章 なぜ、〈ビ
日本において国民番号制度が挫折を繰り返してきたのはなぜなのか。福祉国家の発展に伴う行政機能の拡大が生じた時期に着目して国際比較のなかでその理由を明らかにするとともに、マイナンバー制度が日本の福祉国家のゆくえに与える影響について考察する。 ※試し読み用のPDFをこちらからダウンロードできます。 ※UTokyoBiblioPlazaで自著解説が公開されています。 序 論 1. プライバシー意識論の限界 2. 近代国家と番号制度 3. 本書の課題 4. 本書の構成 第1章 日本の戸籍制度と番号制度 第1節 住民管理の始動 1. 近代国家の勃興と変貌 2. 日本の近代国家建設と戸籍制度 3. 制度間の矛盾の克服 第2節 住民管理行政の漸進的発展 1. 制度転用と制度併設 2. 戸籍事務のコンピュータ化 3. 番号制度の統一化 第3節 番号制度の形成過程 1. 医療保険制度 2. 公的年金制度 3.
命にかかわる脅威に直面した状況では、誰がどのような行動をとるべきなのか。地震、竜巻、鳥インフルエンザなどの様々な災害の事例を挙げ、災害時の行動のあり方について、倫理学の観点から論じる。また、政治学の視点から、災害に関する道徳についても検討する。政策決定と倫理学をつなぐ一冊として、防災行政関係者にも参考となる。 【電子書籍あり】 紀伊國屋書店 ペーパーバック版序論 災害倫理の概要 近年の災害 将来に向けた研究と展開 序論 本書の背景 謝辞 序章と各章の概要 災害とは何か? 「災害」の定義 第Ⅰ部および第Ⅱ部と各章の概要 第Ⅰ部 倫理 一章 防災計画──最大数を救うことが最善なのか? 戦争における医療トリアージ 日常のなかで計画を立てることの倫理 災害計画の倫理 最近の鳥インフルエンザ流行に対する計画とその広範な倫理的意味 準備計画と対応計画 最大数を救う 二章 救命ボートの倫理と災害──太っ
ISBN コード : 9784041078419 サイズ : 四六判 総ページ数: 264ページ 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 21.8 mm ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります スーパーシティよりも、まずプロトタイプシティ! テンセントが未来都市を作る街、新時代都市・深セン。 成功の鍵は“プロトタイプ駆動”にあった。 「まず、手を動かす」が時代を制した。 産業の中心は「非連続的価値創造」にシフトした――。 現代は「プロトタイプ」、頭でっかちに計画を立てるよりも、手を動かして試作品を作る。 まずは手を動かす人や企業が勝利する時代となった。 そして、先進国か新興国かを問わず、プロトタイプ駆動によるイノベーションを次々と生み出す場、 「プロトタイプ・シティ」が誕生し、力を持つことになった。 その代表例が、近年、急速に一般からも注目を集めた中国の都市・深セン
中国で新型コロナウイルス肺炎が猛威を振るっている。中国国家衛生健康委員会によると、27日午前0時時点の感染者数は2744人、死者数は80人となった。中国政府は最初の感染地となった湖北省武漢市など一部都市を封鎖したほか、患者が確認された地域では公共施設の閉鎖、海外団体旅行の中止など国民の移動制限に関する対策を次々と発表している。 地元当局が当初、感染情報を公開しなかったこともあり、実態は公式発表以上に深刻ではないか、日本でも大流行するのではないかとの不安が広がっている。 1月22日の武漢市の漢口駅。マスクをして駅を訪れる人々。翌23日午前10時より、武漢市の公共交通、地下鉄、フェリー、長距離バスの運行は暫時停止された ©getty こうした中、ツイッターで注目を集めているのが上海東和クリニックの藤田康介医師だ。どう対策するべきか、なにに注意するべきかを冷静に紹介している。藤田医師は1996年
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