企業が社内でクラウドを保有する「プライベートクラウド」。スケールメリットのあるパブリッククラウドと比べて、企業がクラウドを保有することは果たして適切なことなのかどうか、と疑問を呈す声は多くあります。 実際にプライベートクラウドを保有している企業は、そのメリットをどのように感じているのでしょうか? 国内で大規模なシステムをプライベート化している企業として、金融大手の大和証券と製造業大手のオリンパス、それぞれの情報システム部門の責任者二人がパネルディスカッションを行いました。 二人の意見に共通したのは、インフラを標準化していくことのメリット。ガバナンスがきくようになり、リソースの転用も容易になり、さらに異業種間での交流も活発化するといいます。この記事ではそうした二人の発言を中心にディスカッションの内容をまとめました。 パネルディスカッションが行われたのは、2月16日、17日に日経BPが主催した