多様なソフトウェア開発プロセスの中から、開発対象と組織の特徴に応じた適切な開発形態を選択することにより、高品質のソフトウェアを効率よく開発することができます。今回は、非ウォーターフォール型開発の代表であるアジャイル型開発について、IPA/SECが4月に公開した「IPA/SEC非ウォーターフォール型開発WG活動報告書」のポイントを中心に解説します。 また、国内で早くからアジャイル開発に取り組まれている企業数社から、具体的な事例を紹介していただきます。
アジャイル開発手法の精神ともいえる内容を宣言した「Manifesto for Agile Software Development」(アジャイルソフトウェア開発宣言)の公式な日本語版が、英語版が公開された2001年から約10年たって、ついに公開されました。 アジャイル開発手法にはエクストリーム・プログラミング(XP)、スクラム、RUP/UP(ラショナル統一プロセス/統一プロセス)などさまざまな手法があります。そして、これらのアジャイル開発手法の精神をまとめた文書として、2001年にアジャイル開発手法を支持する多くの著名人によって公開されたのが「Manifesto for Agile Software Development」(アジャイルソフトウェア開発宣言)です。 以下に、公開された日本語版の全文を引用しましょう。 アジャイルソフトウェア開発宣言 私たちは、ソフトウェア開発の実践 あるいは
海外ではアジャイル型開発の採用は開発企業のステータスとしての側面があり、現在のアジャイルの次にくるものの議論が始まっている。我が国の状況は周回遅れとも表現されることが少なからずあった。 日本のエンジニアが生き生きと働くためにどうすればよいのか? その一環として独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発表した「非ウォーターフォール型開発に関する調査」では、まとめとしてこのような説明が掲載されています。 アジャイル開発普及のための3つのポイント こうした状況を脱し、国内でアジャイル開発を普及するためにどうすればいいのでしょうか? 発表されたIPAの報告書では次の3つの指摘がありました。 (1) ビジネス等のコンテキストに応じた開発方法の選択 開発するソフトウェアの特性やプロジェクトに与えられる制約などを踏まえ、妥当な開発手法を定めた結果として、ウォーターフォール型開発色が強い場合もあれば、その
昨日はIBMのラショナルソフトウェアカンファレンスに参加しました。1日中、ソフトウェア開発方法論に関するセッションを聞いていたのですが(最後のセッションは、自分が司会のパネルディスカッションでもありましたが)、その中で最も印象的だったウォーカー・ロイス氏のプレゼンテーションを紹介したいと思います。 ウォーカー・ロイス氏はIBMラショナルソフトウェア部門のバイスプレジデントで、アジャイル開発手法としてよく知られるRUP(Rational Unified Process)の創始者でもあります。彼の講演は、この日の基調講演の1つでした。
アジャイルソフトウェア開発手法の先駆けとなった「eXtreme Programming」(XP、エクストリーム・プログラミング)の書籍「Extreme Programming Explained - Embrace Change」(邦訳「XPエクストリーム・プログラミング入門―ソフトウェア開発の究極の手法」)が発刊されたのは、いまから10年前の1999年でした(邦訳本が発刊されたのは2000年12月)。 来週末、9月19日土曜日に日本XPユーザーグループ(XPJUG)主催で行われるイベント「XP祭り」も「XP祭り2009 ~ XP10周年:ソフトウェア開発から日本が変わる ~」と名付けられており、XPの10周年を意識した内容になるようです。 XPからアジャイルへ 2001年にはXPやScrum、DSDMといったいわゆる反復的な開発手法などを全体として「アジャイルソフトウェア開発」という考え
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