テレビ局が番組情報などをインターネットで提供する公式サイトで、日本語のほかに英語、中国語、韓国語などの翻訳を掲載するマルチリンガル(多言語)化が進んでいる。背景には、番組や企画の海外販売が増え、公式サイトが海外の視聴者や業者からの注目が高まっている事情がある。 テレビ東京は4月2日、公式サイトで英語、中国語、韓国の3カ国語の自動翻訳サービスを本格導入した。太田哲夫コンテンツビジネス局長は「公式サイトを経由して番組を知る人もおり、中、韓の要望が多かった」と経緯を説明する。画面上で言語を選ぶと、サイト上の文章が自動翻訳ソフトで変換される仕組み。機械処理のため、正確さの必要なニュースや権利者の多いアニメは現時点で変換されない。2月7日の試験導入から3週間で2万件以上の利用があり、「ユーザーからの反応はまずまず」(広報・IR部)という。 TBSも4月、翻訳ページを英、中、韓でそれぞれリニューア