理不尽のないプロジェクトか、そんなもんはこの世の中にありはしない───。Webサイトやアプリを運用していると、社内のあちこちから、さまざまな圧力や依頼が舞い込む。偉い人からの現場を知らない指示、発言力の強い部署からの高圧的な依頼、決裁者からの思いつきの要望……。その多くはその人から見た個別最適で、全体最適でのユーザー目線に欠けていたり、使いやすさを毀損する内容であったりする。Web担当者は社内の不要な衝突を避けながら、決裁者からは予算を引き出し、ユーザーに価値を届けられるWebサイトのかたちを守り続けなければならない。 そこで、日本ウェブデザインの羽山祥樹氏が「Web担当者Forum ミーティング2022 秋」に登壇し、「社内政治の理不尽なあるある」と「ユーザーに価値を届けられるWebサイトのかたち」への両立方法を紹介した。 「使いやすい」とは「同じルールが繰り返されること」事業部の担当者