打てる捕手がマリーンズを引っ張っている。プロ5年目の佐藤都志也捕手は前半戦を終え、打率ランキングリーグ2位。3割近い打率をマークするなど好調を維持し、攻撃の起点となってチームの快進撃を支えた。守っても開幕マスクを被るなど、レギュラーの座を掴みつつある。 開花のきっかけ 聖光学院高校、東洋大学時代から打撃に定評のある選手だったが、昨年まで4年間の平均打率は.216。今シーズン、一気に花を開かせるきっかけとなったのが意識の変化だ。2月の石垣島キャンプでのこと。打撃コーチ、バッテリーコーチ、打撃コーディネーター、アナリストらが一堂に会して前年の打撃を振り返り、新たな一年に向けて分析するミーティングが行われた。