8月26日から公開中の大ヒット劇場版アニメ作品『君の名は。』。前作『言の葉の庭』から3年、新海誠監督の最新作は、東京の都心で暮らす瀧と山深い田舎町に住む三葉という、出会うはずのない男女の触れ合いを描いている。 大手・東宝の配給によって全国300館規模で上映という、新海監督作品としてこれまでにない大きな展開で、観客動員数・興行収入ともに好調な滑り出しを見せている。 キャラクターデザインは『心が叫びたがってるんだ。』などで知られる田中将賀さん、作画監督は『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』を手掛けたスタジオジブリ出身の安藤雅司さんが担当。 さらに、唯一無二の世界観と旋律で熱狂的支持を集めるロックバンド・RADWIMPSが、主題歌を含めた音楽を制作するなど、これまでの新海作品とは明らかに異なるスケールで、異なる雰囲気を帯びている。 その不思議な雰囲気の正体、そして制作の経緯や本作が目指す「エンター
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