「ありがたみ」がある著者略歴でブランディングを 本を出版するにあたり、著者の略歴を記載するというので、当時ホームページで公開していた原稿をコピペしてメールしました。すると、編集者が文章を削りたいというので理由を尋ねると、遠回しな表現ながら「ありがたみがない」とのこと。数ミリ唇を尖らせましたが、任せて仕上がった「略歴」を見てなるほどと唸りました。そこに「ありがたみ」があったからです。 コピペした略歴は「卒業できたことが奇跡のような成績で高校を卒業し」から始まり、卒業後の職歴を面白おかしく仕上げたと自負していました。しかし、楽屋ネタのように説明不足なギャグが多く、何より私が執筆したのは「お笑い作品」ではなく、読者を笑わせる必要はありません。 一方、編集者がまとめたものは「作品」に絡む経歴だけがピックアップされており、「ありがたみ」が浮かぶ仕上がりです。そこに「宮脇睦」という著者を「ブランディン