覚え違いタイトル集 本のタイトルがよくわからない、うろおぼえ。 図書館のカウンターで出会った覚え違いしやすいタイトル、著者名などをリストにしました。 覚え違いタイトル集へ掲載するデータを募集しています。情報をこちらからお寄せください。 覚え違い 本当はこうでした
我々の時間についての遠近感は、時としてとんでもなく歪むが、それに気付く機会があまりない。 だから、何か一つの事項について年表をつくると、背筋が伸びるかのように、縮んでいた時間感覚を修正できる。 自分の経験だと、自分が生まれる前の、近現代あたりが、かなりアバウトにいっしょくたにされていることが多い。サルトルの『嘔吐』がベストセラーになるのはもっとずっと後のように思っていたが、実際は1946年である。 これは周りに質問してみるといい。世代によっては「70年代あたり」に「サルトルがブームだった」となってたりするので、自分と違う世代の人と質問し合うとおもしろい。 ベストセラーの悪口をいうにしても、ファクトを整理しといた方がいいと思って作った私物くさいリストであるが、いろいろツッコミどころや「発見」のしどころがあると思うので公開してみる。 現在に近づくほど、これまた私見だが、ベストセラーと
2006年03月08日17:00 by 東京創元社 山岸真「グレッグ・イーガン全小説」[2006年3月] カテゴリSF 【究極の作品リスト】 グレッグ・イーガン全小説 山岸真 作成 based on Bibliography@Greg Egan's Home Page 創元SF文庫では『宇宙消失』『万物理論』でおなじみ、グレッグ・イーガンの全小説リストです。 10年以上前から少しずつ作ってきたリストですが、'06オールタイム・ベストSF海外作家部門でイーガンが2位になったのを期に公開しようと思いたち、東京創元社が場所を提供してくださることになりました。 作品解説などを書くときのための個人的資料として作っていたものなので、本来なら説明を要する事項がいろいろあるのですが、煩雑になるのですべて省略しています。海外書籍のデータ、アンソロジー編者や日本以外の国での翻訳者などについて知りたいかたは、作
本の探し方についてのエントリ「本を探すのではなく、人を探す」において、「目的を持って読む」と書いたが、具体的に何をどうすりゃいいのか、書いてない。本を選ぶまでが前回のエントリなら、ここでは、選んだ本をどうやって読んでいるかについて、書く。 最初に やはり長くなりすぎたこのエントリのまとめ↓ 読書は他人にものを考えてもらった結果をなぞるだけだから、自分のアタマでものを考えなくなる。そうした受動的な読書を打ち破るために、オキテを作って実践している。 オキテ1:読むだけの読書にしない、オキテ2:読んだら表現する、オキテ3:読んだらフィードバックする、の3つ。その結果、読書の対象に広がりと奥行きと深みが増した。特にオキテ2を強力にオススメする。 まとめ終わり。本文どぞ。 本ばかり読んでるとバカになる ショウペンハウエルが「読書について」でいいこと言っている。読書は他人にものを考えてもらうこと。だか
このエントリは、「いきなりコンサルタントに抜擢されたSEが読むべき3冊」[参照]の続きになる。 「コンサルタント」と一緒に仕事をしたことがあるだろうか? 肩書だけのなんちゃって自称コンサルではなく、McKinsey & Company や accenture といった、それでメシ喰っている連中のことだ。 彼らの阿呆ほどの猛仕事ぶりは、「マッキンゼーITの本質」[参照] に書いたが、仕事の順序というか、ダンドリの要領よさについては常々不思議に思っていた。「俺たちに明日はない」という言葉がピッタリの猪突猛進なのだが、仕事のやり方は整然粛々としている。見た目のロジカルさだけでなく、コンサルティングの仕事そのものが、あたかも何かのマニュアルに従っているかのような感じがしてならなかった。 その予感はあたってた。マニュアルを見つけたんだ。それは、「情報システム計画の立て方・活かし方」。いや、その辺に転
突然ですが、新天地へ向け、出発でーす。というわけで、bookscanner記は、終了でーす。 みなさん、これまでいろいろとありがとう。またいつか、どこかで、別な「マニアック(ニッチ)な」もんを書きはじめるかもしんないので、発見したら、お付き合いしてね。トピックは違えど、書きっぷりは一緒にすんよ。 というわけで、最後に何を言いたいのかっていうと、ありきたりなんだけど、 コロンブスのアメリカ発見について、そもそも彼の偉大な点はどこにあるか・・・ それは西回りのルートでインドへ旅行するのに、地球が球形であることを利用しようというアイディアではなかった・・・このアイディアはすでにほかの人々によって考えられたものであった・・・ 彼の探検の慎重な準備、船の専門的な装備などということでもなかった。それらのことは、ほかの人でもやろうとすればやれたに違いない。 そうではなくて、この発見的航海で最も困難であっ
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