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社会学に関するs_moriのブックマーク (30)

  • 数学屋のメガネ : 『14歳からの社会学』 卓越主義的リベラリズムとエリート

    仮説実験授業の提唱者の板倉聖宣さんは、民主主義を「最後の奴隷制」と語っていた。奴隷というのは意志のある主体的な存在とは認められず、その持ち主の意志に従ってどうにでもなる存在だ。民主主義における人間も、自らの意志に反して他者の意志を強制されるという一面を持っている。多数が賛成した事柄は、たとえ少数の反対者がいようとも、多数の賛成によって決定したというプロセスを元に、反対者といえどもその意志が強制される。この面を捉えて、板倉さんは民主主義を「最後の奴隷制」と呼んだのだろうと思う。 民主主義は非常に価値の高いものとして多くの人に捉えられてきたし、僕もそう思っていた。科学的な真理というのは、科学としての手順を踏んで証明されたものは、賛成者が多いか少ないかにかかわらず真理であることが確信できる。しかし、科学として真理が確かめられない事柄は、最も真理に近い判断を求めるために民主的な手続きを踏むことがい

    数学屋のメガネ : 『14歳からの社会学』 卓越主義的リベラリズムとエリート
  • 『14歳からの社会学』 社会におけるルールの正当性 | 数学屋のメガネ

    宮台真司氏は『14歳からの社会学』の第2章で社会のルールについて語っている。社会にある種のルールが存在するのはある意味では当たり前で、そのルールにほとんどの人が従っているときは、それがルールであることさえも意識せずにいるだろう。しかし、そのルールを破る人が出てくると、それがルールとして正しいのか・有効なのかということが気になってくる。その判断はどうして考えたらいいのだろうか。 ルールを疑わない人は、そんなものは常識ではないかといって済ませるかもしれない。しかしその常識が通用しないときは、いくら常識であることを主張してもルールを維持することには役立たない。また、そのルールが今の状況には合わないのではないかと思っても、ルールがある以上仕方がないというあきらめの気持ちも生まれてくる。そのような場合はなし崩し的にルールが守られなくなっていく無秩序の状況を、何か変だと思いながらも受け入れていくように

    『14歳からの社会学』 社会におけるルールの正当性 | 数学屋のメガネ
  • 『14歳からの社会学』 本当にみんな仲良しなのか? | 数学屋のメガネ

    宮台真司氏が『14歳からの社会学』というを書いた。このは、14歳でも読めるように、知識と経験に乏しい人でもその内容が分かるように配慮されて書いてある。一つの社会学入門書と言っていいだろう。子供のための入門書は、例えば「14歳のための○○」というような表題になっているものもある。しかし、宮台氏のでは「ための」ではなく「からの」という表現になっている。これには深い意味があるのではないかと感じる。 社会学というのは、今の大人たちも学校で習ったことがない。しかし、これまでの大人は、社会に出て働いたりすれば、それなりに社会というものがどういうものであるかを経験で知ることが出来た。学校で習わなくとも、学校を卒業した後に、社会のことは社会で経験することによって学ぶことが出来た。それが今ではたいへん難しい時代になっているのではないかと思う。 今日は成人式であり、日では二十歳を過ぎれば一応大人として

    『14歳からの社会学』 本当にみんな仲良しなのか? | 数学屋のメガネ
  • Amazon.co.jp: ヤバい社会学: スディール・ヴェンカテッシュ (著), 望月衛 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: ヤバい社会学: スディール・ヴェンカテッシュ (著), 望月衛 (翻訳): 本
  • オバマノミクスを支えるSunstein とLibertarian Paternalism? | FERMAT

    オバマノミクスを支えるSunstein とLibertarian Paternalism? January 08, 2009 op-ed / commentary authorjunichi ikeda share tweet WSJの速報で、現ハーバード・ロースクール教授のCass Sunsteinを、ホワイトハウス内にあって政府の各種規制の状況を監督する、Office of Information and Regulatory Affairsのトップに据えると伝えている。 Cass Sunsteinは、昨年ハーバードに移るまではシカゴ大学のロースクールにいた。そこで、講師を務めていたオバマと親交を深めており、大統領選出馬後もブレインの一人としてしばしば名前が挙がっていた。 Sunsteinのもともとの専門は(オバマ同様)アメリカ憲法だが、最近ではもっぱら「法と行動経済学」の主要な提唱者

    オバマノミクスを支えるSunstein とLibertarian Paternalism? | FERMAT
  • 市場原理的な社会保障 - 狂童日報

    自分の顧客資産を生かして再度サービスの販売でのし上がった人もいますし、40過ぎてjavaを覚えて新しい領域のエンジニアになり今でも前線で活躍している人もいます。工場勤務時代の経験を生かして、最先端の工場運営についてコンサルティングをしている人もいます。 しかし、そのように再チャレンジすることを拒否し、ただ会社にいて高い給料をもらうという選択をした人たちもたくさんおりました。 仕事が無いので現場において置けないので、ビジネスマネジメントとかクオリティコントロールなどという間接部門(正確な名前はもう忘れました。意味不明な横文字言葉が多すぎるのも悪いところです)が置かれ、そこに大量の使えない人があぶれていました。 彼らは9時5時でネットを見たりマインスイーパを一日中やってて帰る生活を送り、しかも彼らは長年勤務しているだけあってかなり給料があがっていました。 正直言って自分が稼いだ金を奴らに吸われ

    市場原理的な社会保障 - 狂童日報
    s_mori
    s_mori 2008/12/05
    IBMのリストラのあれ
  • 国家論? - finalventの日記

    現代の状況に合わせた国家論というのはどっかで展開されているのだろうか。 よくわからん。 ネットを見回して、たぶん、自分より若いんだろうなという人たちの国家論議論は、あまりマルクス・レーニン主義をふまえてないような気がする。そのあたりの奇妙な欠落感というのはなんだろ。 ふと、質論と機能論の差かとも思った。 例えば、味噌とはなにか、味噌とはしょっぱいものである。って言えば、面白くない、ほぼ間違った機能論だが、国家とは暴力の独占体であるとかがそれと同じっていう感性は働かないのだろうか。ってか、レーニンとか読まれてないのだろう循環以下略。 先日、国家論関係で、吉隆明の共同幻想論と廣松渉幻想の共同体というのは、どういう差異があったのか、きちんとした考察というのも読んだことがないな。どっちも、ヘーゲリアンがベースでガチに展開しているので差異の抽出は難しいものでもないのだろうが。 確か吉隆明は廣松

    国家論? - finalventの日記
  • 扇動の技術 - レジデント初期研修用資料

    バスが遅れる。待っている誰もがいらつく。不満のエネルギーが貯まる。 「バス会社はバスの増発を行うべきだ」という提案は、改革者のやりかた。 みんなが持っていた漠然とした不満は、現実的な提案へと落とし込まれる。 問題は解決するけれど、話はそれで終わって、せっかく集まった「不満」のエネルギーは散逸してしまう。 「これは何もバス会社のせいじゃない。全ては言葉もろくすっぽ話せない 外国人のせいだ。奴らを追い払わないといけない」というのが、扇動者のやりかた。 聴衆の不満を提案に変換しないで、たとえば「邪悪な外来者」のような、特定のテーマに翻訳する。 扇動者は、漠然とした不満を抱いた聞き手に対峙して、扇動者が持っている世界イメージを通じて、 聞き手の不満を実体化してみせる。 改革者はしばしば、特定の問題を解決するために、聞き手の努力を要求する。 扇動者は単に、「あらゆる抑制を取り払おう」という、聴衆の

  • 裁判員制度の問題点を訴えておられる西野喜一氏のお話を斎藤貴男氏と宮台が伺いました - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 裁判員制度の問題点を訴えておられる西野喜一氏のお話を斎藤貴男氏と宮台が伺いました « 東京カワイイ戦争・ラスト--2歳4ヶ月のダンス好き&好評でオマケ | マル激「生コールイン」事前告知です » 宮台発言のみ一部紹介しますが、12月中旬発売の『サイゾー』に全体が掲載されます。 宮台◇ [陪審なり参審なりで審理に「3日程度」という枠をつけている国がないということは]大変なことですね。審理の適正性よりも迅速性を上位に据えているかのようです。単に裁判員制度が回ればいいのか。そうした疑念を抱かせるだけでもこの制度には問題があります。 宮台◇ [なぜ最初から市民参加ありきの議論だったかというと]大雑把にはポストモダン化がもたらすポピュリズムの問題です。“〈生活世界〉を生きる「我々」が〈システム〉を便利だから利用する”と素朴に思えるのがモダン(

    s_mori
    s_mori 2008/11/30
    宮台真司
  • 文化系トークラジオ Life: 2008/09/28「経済成長」(飯田泰之ほか) アーカイブ

    ※再生できない場合は、個別ページかTBSラジオクラウドにてお聞きください。 ※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。 ディレクターの鳥山です 次回のテーマは経済成長 「経済成長」でボクらの暮らしは良くなるの?幸せになれるの? という話をする予定 ゲストに経済学者の飯田泰之さんをお迎えします 放送は9月28日(日)の深夜25:30から もちろんウェブ中継も実施します どうぞお聞きくださいませ 以下はcharlieからの趣旨説明 charlieです 「成長」っていう言葉を、自分の問題じゃなくて、 社会とか国家の成長という風に意識することって、なかなかないですよね。 日の場合は長いこと景気が停滞してたものだからなおさらのこと。 でも、海外に行けば目に見えて「成長」している地域もあるわけです。 72年のローマクラブの「成長の限界」以来、先進国を中心として、 高度成長期の大量生産・

    文化系トークラジオ Life: 2008/09/28「経済成長」(飯田泰之ほか) アーカイブ
    s_mori
    s_mori 2008/11/12
    飯田泰之出演