東日本大地震・震災による直接的な広告費(額面)のへの影響は、数字の上ではほぼ終息。そして現在では震災以前からの広告業界・メディアの流れ「4マス(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)が苦境に陥っている」「デジタル系、屋外広告などの非4マス系の一部が堅調」的状況がそのまま継続する動きが見受けられる。 3月の特徴としては、全般的に大きなプラスへの動きが確認できる。これは一年前の記事で解説している通り、昨年同月が東日本大地震・震災によって大きなマイナス値を示したのが原因。それとの比較のため、リバウンドで大きくプラスに振れた感が強い。例えば2011年3月分では4マス中「新聞」が一番大きな減少ぶりを示していたため、今回はその反動で一番大きな上昇値を算出している。 参考値として電通における、「一昨年前の値」との比較を算出したのが次のグラフ。基準値を設定してその値に「前年における前年同月比」「今件の前年同月比」を