VA Linux Systems Japanは11月19日、Xen Conference Japan 2008を開催した。本稿ではXenプロジェクトの創始者であり、現在もプロジェクトのリーダーを務めるIan Pratt氏による基調講演の様子をお伝えする。 次世代の仮想化を目指すXenServer Pratt氏は基調講演で、Xenプロジェクトのミッションを「オープンソースハイパーバイザーのスタンダードを構築すること」と規定。その実現のために、高いパフォーマンスや安定性、堅牢なセキュリティを実現することが重要だと語っている。特にパフォーマンス面ではハードウェアとソフトウェアの双方で各ベンダーと協力して開発を進めており、業界において一歩リードしていると自信をみせている。 Xen自体は仮想化エンジンのリファレンススタンダードであり、各ベンダーはこれを自由に利用し、独自の仮想化製品を構築することがで