養老 孟司 Takeshi Yourou 1937年神奈川県生まれ。 62年東京大学医学部卒業後、解剖学教室へ。95年東京大学医学部教授を退官し、その後北里大学教授に。解剖学者。東京大学名誉教授。 養老孟司オフィシャルサイト:http://www.yourou.com/
養老 孟司 Takeshi Yourou 1937年神奈川県生まれ。 62年東京大学医学部卒業後、解剖学教室へ。95年東京大学医学部教授を退官し、その後北里大学教授に。解剖学者。東京大学名誉教授。 養老孟司オフィシャルサイト:http://www.yourou.com/
初めて英語の世界に浸ったのは、中学時代。多国籍の教師陣に本場の英語を教わり、うまくしゃべりたい一心で、英語スピーチ部に入ってシェークスピアを暗誦した。パソコンもインターネットもないドクター時代。英語論文執筆は、ゴールのないマラソンロードを地面を這いつくばって進むような、長く苦しい闘いだった。 東大の教壇に初めて立ってから約30年。著書「バカの壁」が新書セールスの記録を更新してから4年。常に学術界の言論リーダーとして積極的な発言を続けてきた百戦錬磨の解剖学者が、「英語の壁」を感じる瞬間とは? 英語論文との格闘秘話から「脳と英語の関係」まで、養老孟司が縦横無尽に英語体験を語る。 若い方はご存じかどうか知りませんが、戦争中、英語は「敵性語」と言われて積極的に排除されました。戦争が終わったのが、僕が小学校2年のとき。僕は鎌倉の公立小学校だったけど、5年生と6年生で英語の授業が加わりました。戦争が終
このコラムについて 本コラムは、『バカの壁』などで知られる養老孟司先生のライフワークである、「虫」についてのあれこれを、つれづれなるままにつづった、いわば「虫ブログ」です。激務の合間を縫って、日本国内はもとより、世界中を旅しながら、いろいろな虫を捕まえ、箱根の別荘兼研究所で標本にし、写真を撮り、電子顕微鏡で眺め、そして考える。そんな養老先生に仕事の手を休めて、ちょっとお付き合いしてみませんか? 記事一覧 記事一覧 2013年8月29日 日本人が全員「役人顔」になったわけ コスタリカで虫取り 最終回 私は自然をどう定義しているか。「ヒトの意識が作らなかったもの」である。机は意識的に作られたものだから自然ではない。しかしその素材である木材は、ヒトが考えて作ったものではないから、自然と見ていい。それだ... 2013年8月22日 ハダカのマッドサイエンティストが救ったコスタリカの自然 コスタリカ
虫採りをしないから、おかげで書くことがない。昨年で雑誌に書いていた時評を全部やめた。おかげで少し勢いが余っているので、時事的なテーマにでも触れておきますか。 中国人監督のドキュメンタリー「靖国」を映画館が扱わないという問題を新聞が伝えている。自民党議員が内容が偏りがあると述べ、右翼、具体的には街宣車の抗議があるからだという。新聞がこれを取り上げる角度は、「表現の自由」に対する侵害ではないかというものである。 この図式には、もう皆さん、飽き飽きしているのではないかと思う。ご存知のように、以前からの靖国問題が近年になって沸騰したのは、小泉元首相の参拝問題からである。これも賛否両論があったけれども、小泉支持がじつは過半数だったと記憶する。 当時私は単純な筋論を採った。「表現の自由」が憲法なら、「信教の自由」も憲法である。個人の信教の自由は憲法で認められている。それなら小泉が個人としてどこに参拝し
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