立憲民主党の会合であいさつする枝野幸男前代表。左は野田佳彦元首相=6月14日、国会内(矢島康弘撮影)立憲民主党の枝野幸男前代表による消費税をめぐる発言が、党内で波紋を呼んでいる。公約を覆す内容だけに枝野氏に近い議員も困惑気味だ。枝野氏を筆頭とする立民結党メンバーで党を割って出るのではないか、との憶測も飛び交っている。昨年10月の衆院選で大敗し代表を辞任して以降、表舞台から遠ざかっている枝野氏。狙うは党内での主導権奪還か、新党結成か-。 その発言は、枝野氏が10月28日にユーチューブで配信した「えだのんTALK」の中で飛び出した。 「衆院選で後悔しているのは、時限的とはいえ消費税減税を言った(ことだ)。政治的に間違いだったと強く反省している。二度と減税を言わないというのは私の確信だ」