9月6日付のサイエンス誌に掲載された論文によると肥満と腸内細菌の関係が今までにないくらい直接的に示されたらしい(日経新聞、最新健康ニュース)。 面白いのはその実験方法で、まず、一方が太っていて他方が痩せている人間の双子を見つけてくる。そして、大便を採集して腸内細菌をGET。その後、無菌状態で育てたマウスにそれを移植して体重増加量を肥満のヒト由来とヤセ由来の菌で比べる、というもの。結果も振るっていて、肥満のヒトからきた菌は、マウスを太りやすくして、ヤセ由来は太りにくくしたという。腸内細菌、超大事じゃん。 さらに、痩せた人の腸内細菌を移植されたマウスと肥満者の腸内細菌を移植されたマウスを一緒に飼うと、糞を食べあうことで腸内細菌の交換が行われるらしい。そうすると肥満者由来のマウスが、だんだん痩せた人由来のマウスの代謝に近づいてきたという。また、不健全な食事を与えると、痩せた人由来の菌が定着しにく