児童にけがはなかった。刃が見つかった時、教室には男性担任(25)ら3人の教諭がいたが、児童に「命にかかわるので気をつけて食べるように」と呼びかけただけで、給食を食べるのをやめさせていなかった。 同小によると、4年生の女児2人が同じ教室でスープを食べていたところ、おわんの底に、それぞれ長さ約5ミリ、幅約1センチのカッター刃があるのに気付いた。教諭らは「学級内で起きた問題」として報告せず、校長が混入を知ったのは約5時間後だった。町教育委員会は、「給食は中断すべきで、報告が遅れたのも不手際だった」としている。 校舎内の給食調理場からカッターは見つかっておらず、羽幌署が混入の経緯を調べている。