日本IBMは5月21日、リレーショナルデータベース管理ソフトの新版「DB2 9.7」の日本語版を6月19日から出荷すると発表した。データを操作、定義するデータベース言語「PL/SQL」に対応し、他社製品で開発したアプリケーションをDB2に移行できるようになった。 DB2 9.7の目玉はPL/SQLに対応したこと。PL/SQLはデータベース言語をOracleが独自に拡張したもの。これにより、OracleとPL/SQLで開発した独自のアプリケーションを修正せずに、DB2に移行できるようになった。新版を導入する顧客のメリットは、開発者が持っているDB2以外のスキルをそのまま使える点にあるという。 DB2が2002年から実装してきた「オートノミック(自律型)機能」と呼ぶ自動管理の仕組みも強化した。専用のデータベース管理者を介さずに、データベースの構成のチューニングやバックアップなどを自動的に管理す
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