【要旨】 パナソニック株式会社オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、1万ルーメン[1]級の高光束を出力する半導体白色光源を開発しました。本開発の技術は、データプロジェクタや車両用前照灯などの分野で、高輝度化・小型化・デザインの多様化に貢献します。 【効果】 本開発では、発光源に用いる近紫外半導体レーザの高効率・低損失設計、およびモジュール化によって光出力の向上を図りました。また、強いレーザ光を照射しても輝度飽和[2]しない蛍光体材料を開発し、白色光としての高光束を実現しました。LEDに比べて発光部が小さく出射光の直進性に優れたレーザの採用でコンパクトな光学構成が可能となり、セットの高輝度化と小型化の両立に寄与します。本技術は、投射照明市場における光源の半導体化をますます加速します。 【特長】 本開発は以下の特長を有しております。 発光源の近紫外レーザを従来比※110倍に高出力化