過去4回のエントリーで以下のクリステンセン理論の重要コンセプトについて触れました。 破壊的イノベーション: Too Good競争をやめてGood Enough+新機軸で勝負する 非消費者: 製品・サービスを使っていない人にこそフォーカスする 過剰満足: 製品・サービスがToo Goodになっている兆候を見つける 用事: ユーザーにフォーカスするのではなく、ユーザーが抱える問題(と状況・理由)にフォーカスする 実は、ここまでが、『イノベーションへの解 実践編』の第一部までの内容です。クリステンセンのイノベーション関連著作のよいまとめになっているかと思います。 『イノベーションへの解 実践編』の第二部以降ではこれらのコンセプトをどう活用して、新規事業を成功させていくかという具体的方法論が述べられています。こここそが、本書のキモと言ってよいでしょう。以下にさわりだけをまとめておきます。 1.イノ