この記事の3つのポイント 失敗の積み重ねが、AIが中核をなすDXに深みを持たせる 経営という不確実性が高い中での意思決定は人間がする領域 社長就任時、AI開発などのために研究開発費を引き上げた 「失敗の積み重ねがサービスに深みを持たせる」――。こう語るのは、NECの森田隆之社長兼CEO(最高経営責任者、以下社長)。AI(人工知能)の現状と将来像、課題などについて率直な意見を述べた。 企業経営にいかにAIを取り込んでいくか。NECはIT(情報技術)ベンダーでありながら、自社内でもAIを活用して生産効率を上げていく2つの面を持っています。 森田隆之社長(以下、森田氏):DX(デジタルトランスフォーメーション)の中身はかなり進化してきましたが、AIが大きなドライビングフォース(駆動力)になっています。 DXにおいてAIをどのように活用するかが今後もっと大きなテーマになっていくし、大きな構造転換期
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