EMCは仮想化大手のVMware、ビッグデータを手がけるPivotalと企業の連合構造を築いている。報道によると、EMCは元に戻すことを視野に入れているという。合併(たとえば、EMCが株式の過半数を所有するVMwareを買収する、またはその逆)の話は理にかなっているが、最大のリスクは、企業の統合に要する時間である。 エンタープライズ業界の動きは非常に速いため、さまざまに生じるものをじっくりと統合していく時間的余裕がEMCにはないかもしれない。 Re/codeの先頃の報道によると、EMCの取締役会は複数の選択肢を検討しており、その1つはVMwareにEMCを買収させることだという。もう1つの選択肢は、EMCがVMwareを買収することだ。いずれの場合でも、買収を行う十分な論理的根拠がある。次のことを考えてみてほしい。 企業連合(VMware、EMC、Pivotal、VCE)を、統合された掘り