景気の復調、相次ぐ法整備の変更、グローバル化の進展などによって、中堅・中小企業が基幹システムや会計システム(以下、ERP)への投資を活発化させている。一方で、ノークリサーチ シニアアナリスト 岩上由高氏によれば、2012年以降、中堅・中小企業のERPの入れ替えが頻繁に起きているという。なぜ中堅・中小企業ではERPの見直しが頻発するのか。そして長く活用できるシステムを構築するためにはどのような視点で選べばよいのか。調査を手がけた岩上氏と、長年さまざまな企業のERP導入を手がけてきた日立システムズの常岡功氏、石出邦人氏に、中堅・中小企業が長く使えるERPの選び方についてお聞きした。 ──中堅・中小企業がERPの導入や入れ替えを考える動機とは何でしょうか? 岩上氏:大きく3つに分けられます。1つ目はコスト削減です。中堅・中小企業の場合、特に管理会計が適切に行われていない場合があり、それを何とかし
帽子を製造、販売するグレースは、クラウド上で稼働する統合基幹業務システム(ERP)を導入、1月7日から稼働を開始した。構築を手掛けたロータスビジネスコンサルティング(LBC)やSAPジャパン、日本IBMが2月10日に発表した。 グレースは、デザインと品質の高さを武器に日本、米国、香港、イスラエルに拠点を置いてグローバルな事業を展開しているという。成長を進めるためのグローバル展開を支援するには、世界中で標準化されて導入しやすい基幹システムの構築が求められており、担当者の負荷が少なく短期で導入でき、成長に応じて柔軟に対応できるシステムを選定する必要があったとしている。 そこで同社は、SAPジャパンの中堅中小企業向けERPパッケージ「SAP Business One」を日本IBMのIaaS「SoftLayer」を活用するLBCのサービス「Cloud One for SAP Business On
「ビールはうまいが経営はいまいち」、そんな地ビール企業を救ったのは? TechTargetジャパン 8月21日(木)9時33分配信 どんな企業であれ、利益率と業務コストの見通しが甘ければ経営危機に陥るのは必定だ。米Golden Road Brewingは、競争が激しいクラフトビール業界で有望視されている新興企業である。だが業務プロセスの管理がずさんだったために、華々しいデビューに急ブレーキがかかりかねない状況に追い込まれていた。 Golden Roadは、米ロサンゼルスを中心とした市場向けに缶入りクラフトビールを販売する目的で2011年に設立された。2013年には出荷量が年間1万8000バレル(約2150キロリットル)に達し、クラフトビール業界で最も急速な成長を遂げた企業の1社として数えられるまでになった。同社はクラフトビールを地元の卸売業者と店舗に販売するだけでなく、人気の高い地ビール
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く