OracleとSalesforce.comはいずれも、機械学習や自然言語でのやり取りが可能な人工知能(AI)搭載アプリの提供を約束している。本記事では、両社の技術の背景にあるものと、製品の登場時期について解説する。 OracleとSalesforceはいずれも先週、「AI」イニシアティブを発表したものの、両社が約束する製品の適用分野や規模、展開のペースはおろか、AIについての語り口すら異なっている。 まずはじめに述べておきたいが、両社ともSF映画の「アイアンマン」や「スタートレック」「ターミネーター」「2001年宇宙の旅」に登場するような、人間に近い汎用目的のAIについて語っているわけではない。そうではなく両社は、閉ループ機械学習(CLML)とデータ科学を適用した「賢いアプリ」によって顧客のデータとサードパーティーのデータを組み合わせ、人を支援していくということを語っている。これと並行して