戦略をつくり、実行するために不可欠な3つの「胆」日本マイクロソフト会長 樋口泰行氏(5)2016 / 9 / 28 日本マイクロソフト会長の樋口泰行氏。普通のサラリーマンだったという同氏は、米国留学を経て3つの会社の経営トップを経験、プロの経営者の先駆けとなった。外資系のIT(情報技術)企業のほか、再建の渦中にあったダイエーなど流通大手も率いた。激しく経営環境が変化するなか、リーダーには何が求められるのか。樋口氏の連載5回目は「戦略」「戦術」の要諦となる「大局観」について語る。 「ビッグ・ピクチャー」を持っているか「戦略」「戦術」は定番のビジネス用語だ。戦略なき事業は方向性を見失い、戦術なき事業は成果を生み出せない。 しかし「戦略と戦術」の開示書類とも言うべき各社の「中期経営計画」を見ても、「これが本当に戦略、戦術なのだろうか」と首をかしげたくなることが多い。その違和感の理由は、「大局観」
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