西武ホールディングス(写真1)は2014年4月の「再上場」に合わせて、BPM(ビジネスプロセス管理)ツールを導入した。情報システムの運用・変更などにかかわる手続きを厳格に管理し、それに沿って業務を遂行する。「IT全般統制」の強化に関わる取り組みだ。 2013年11月から、持株会社である西武ホールディングス(西武HD)の情報システム部がBPMツールを活用し、IT運用業務を進めている。BPMツールはクレオネットワークス製のクラウド型BPM「BizPlatform」を採用した。西武HDは「案件管理システム」という名称で呼んでいる。 ツールを入れただけではなく、IT運用のベストプラクティス集である「ITIL」(関連記事:ITILの“精神”に学ぶ)に沿った運用を推進する体制も整えた。 さらに、2014年5月から事業会社であるプリンスホテルの情報システム部でも案件管理システムの試用を始めた。今後、西武