富士通が2020年に全社変革の取り組みをスタートさせてから約3年が経過しました。その間、富士通はどう変わってきたのでしょうか。フジトラの実践的なアプローチを解説した書籍「HUMAN∞TRANSFORMATION」を上梓したRidgelinez(リッジラインズ) 代表取締役CEOの今井 俊哉と、フジトラの陣頭指揮を執ってきた富士通 執行役員EVP CDXO(兼)CIOの福田 譲に、これまでの変革の道のり、現在、そして、今後の取り組みを聞きました。前編・後編の2回に分けてお届けします。 目次 製造立国だった30年前の「勝利の方程式」はもはや通じない 空振りしても打席に立ち続ける、そんな選手を育てなくてはならない EXが一定水準になって初めてCXやOX、MXが動き出す 製造立国だった30年前の「勝利の方程式」はもはや通じない ――富士通は2020年7月に全社DXプロジェクト「フジトラ」を立ち上げ