2009年3月23日のブックマーク (5件)

  • 世界新秩序:中国の世界観  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2009年3月21日号) 中国は世界をどう見ているのか。そして、世界は中国をどう見るべきなのか。 「誰の得にもならない風は吹かない」(甲の損は乙の得)という諺がある。中国人の多くにとっては、世界経済を襲う強風に吹かれることさえも福音となる。過去30年間の中国の勃興は凄まじかったが、極端な中華思想の持ち主をも完全に満足させるには、1つ大切な要素が欠けていた。西側の没落が伴っていなかったのだ。 だが今や、資主義はその拠地ですら落ち目だ。欧州と日は戦後最大の不況に巻き込まれ、もはやライバルと目する価値もない。超大国である米国は全盛期を過ぎている。北京の中国指導層は、公の場でこそ勝ち誇った態度を控えているものの、中華帝国が再び世界支配を宣言する時は近いと感じている。 温家宝首相はもはや、「中国は国際問題においては謙虚な参加者であり、むしろ自国の経済発展に集中するこ

    saka-san
    saka-san 2009/03/23
    強気な中国の後ろに見える不安定性
  • 米英リフレ政策発動と日本の現状 - こら!たまには研究しろ!!

    ご存じの方も多いと思いますが,量的緩和政策の実施を宣言したイングランド銀行に引き続き,FRBも半年で長期国債を30兆円,住宅ローン担保証券を120兆円(従来方針よりプラス60兆円),政府機関債を20兆円(プラス10兆円)買い入れることでバランスシートの拡大を目指すことになりました.月額に直した国債買い入れは5兆円,その他債券は11兆円の買い入れ…….さらには今後も「あらゆる手段をとるべき」とのバーナンキ先生の心強いお言葉付です. 一方我らが日銀行は,月額買いとり額を1.4兆円から1.8兆円へと0.4兆円増額したところで日銀行総裁からは「限界に近い」とのお言葉…….あまりに違う規模,そして弱気.あまりの温度差の違いに思わず暗くなってしまいます. しかし! 日銀行の最高責任者である総裁が「限界だ」と言っているんです.無根拠なわけがありません.これまでも地道に国債を買いまして市場にお金を流

    米英リフレ政策発動と日本の現状 - こら!たまには研究しろ!!
    saka-san
    saka-san 2009/03/23
    長期国債買い入れ額もFRBと規模が違うと思っていたが、「各国が中長期資金の供給に躍起になる中で日本は中長期資金を引き締めている」
  • 原油価格論争(投機が原因or否):再訪 - himaginary’s diary

    米CBSの60ミニッツを見ていたら――いえ、話題のこのインタビューではなく、今週の水曜深夜にTBS「CBSドキュメント」で放映していた1/8付けのこの報道――、昨年の原油価格高騰は投機によるものか否か、について検証していた。 このテーマは、実は拙ブログのそもそもの立ち上げのきっかけであるが、昨年半ばの経済学者たちの間の論争では、投機が原因では無い、というクルーグマン等の意見が優勢なまま話が下火になっていった。しかし、今回の60ミニッツでは、決定的な証拠は提示されなかったものの、いくつかの状況証拠から、やはり投機が原因だったのではないか、と報告している。 具体的には、原油価格の高騰は需給によるものだった、という説への反論として、60ミニッツは以下の点を指摘している。 昨年夏に、JPモルガンのローレンス・イーグルスが投機は原油価格高騰に影響していない、と議会証言した一方で、その議会証言と同じ日

    原油価格論争(投機が原因or否):再訪 - himaginary’s diary
    saka-san
    saka-san 2009/03/23
    2008年の原油価格の原因は投機にあったのではないかという論考。投資銀行が現物価格の変動に影響を与えたと思われる傍証
  • モノづくりはやはり必要 - himaginary’s diary

    Economist's Viewで紹介されていたが、Dissent Magazineという雑誌のオンラインシンポジウムで、「製造業はまだ米国に必要か」というテーマが取り上げられた。その中で、経済政策調査センター(Center for Economic and Policy Research)のディーン・ベーカーが以下のようなことを書いている。 米国に製造業はもう必要ないという議論は馬鹿げている。米国のモノの貿易量はサービスの貿易量の3.5倍*1。たとえば今後20年間で米国の製造業が半分になり、サービスの輸入が過去10年間と同じペースで伸び続けるとすれば、サービスの輸出が年15%で成長する必要がある*2。それは過去10年間の平均成長率のおよそ2倍*3。 しかも、サービス輸出の中で最大の割合(20%)を占める項目は旅行*4。米国産業は高度化したのでモノづくりを脱却すべし、という意見をここに敷衍

    モノづくりはやはり必要 - himaginary’s diary
    saka-san
    saka-san 2009/03/23
    将来の米国にも製造業は必要という主張。米国のサービス貿易の内訳が分かる
  • リーマン破綻が危機のきっかけではない? - himaginary’s diary

    という議論が少し前に米国で交わされていた。議論の発端はジョン・テイラーのWSJ論説(池田信夫氏まとめはこちら)。 この論説は、以前ここで紹介したFRB批判論文をベースにしているが、その中でテイラーは、3ヶ月物のLIBOR-OIS(Overnight Index Swap)スプレッド*1が跳ね上がったのは、9/15のリーマン破綻の後ではなく、9/23のポールソンとバーナンキの議会証言の後である、ということを指摘している。つまり、リーマン破綻ではなく、その後の財務省とFRBの対応の拙さが明らかになった段階で危機が格化した、というわけだ。LSEのWillem Buiterも、この議論に説得されたと書いて賛意を表明している。 テイラーのこの主張に対する反論は、プロの経済学者ではなく、コラムニストのジェームズ・スロウィッキー(「みんなの意見」は案外正しい」の著者)(クルーグマンブログ経由)と、FT

    リーマン破綻が危機のきっかけではない? - himaginary’s diary
    saka-san
    saka-san 2009/03/23
    金融危機のきっかけはリーマン破綻後の財務省とFRBの対応のつたなさだというテイラーの議論への批判と、グリーンスパンの反論(住宅バブル形成はFRBの政策が原因ではない)