Interlop Tokyo 2018での西村の講演資料です。
線形代数の勉強を始めると割とすぐ出てきますよね、内積。 計算自体はさほど難しくはないのだけれども、いまいちピンとこないという方、それなりにいるんじゃないでしょうか。私もそうでした。 なので、今回の可視化シリーズは「内積」にスポットを当ててみます。 また、統計学でもいたるところにも内積で理解できる事項が出てきて、「内積すげー」ってなります 。 ベクトルってデータの並びですので、統計学に非常に関連するんですね。統計学での扱われ方は次回からですが、まずは内積から。 #0.先に結論を少々# ごにょごにょ前説が必要なので、内積の意味の結論だけ先にまず書きたいと思います。 内積は数式としては、下記のように書くことができます。 それを視覚的に表すと、下記のようになりベクトル${\bf a}$の長さに、ベクトル${\bf c}$の長さをかけたもの、という意味を持たせることができます。(${\bf c}$は
はじめに PythonでバイナリデータをパックしてUDPメッセージを送るには、structモジュールを使う。簡単な使い方はPy MOTW: struct – Working with Binary Dataで確認できる。本エントリでは、structモジュールの使い方を押さえ、UDP上のバイナリデータで構成されたプロトコルであるGTPv2のEcho Requestメッセージを試しに送信してみる。 GTPv2のEcho RequestメッセージのプロトコルフォーマットはドコモのネットワークにGTP接続(レイヤー2)するためのメモのエントリで参照した以下のドキュメントで確認できる。 GTPv2-C: 3GPP TS29.274 v11.5.0 ドコモ 技術的条件集 structモジュールでバイナリデータをパック、アンパック 前準備として、structモジュールの使い方を押さえる。 structモ
Windows11のISOファイルをダウンロードしたい 10・8.1・7などの、過去のWindowsのISOファイルもダウンロードしたい! 非公式なダウンロードリンクではなく、公式サイトから正式なISOファイルを入手したい この記事では、以上の要望にお答えします。 WindowsPCで発生したトラブルを解決するために、WindowsのインストールメディアであるISOファイルを入手したい、という状況はよくあります。 WindowsのISOファイルは「公式サイトからダウンロード」するものと「非公式のサイトから入手する」などの方法があります。 当然ながら、可能であればマイクロソフトの公式サイトからISOファイルをダウンロードしてきたほうが安全です。 個人用だけでなく、企業で使うのであれば、なおさらです。 当記事では、マイクロソフト公式サイトからダウンロードできるWindowsのISOファイルと、
Linuxの資格、LPIC インフラシステムエンジニアの共通言語とも言えるLinuxですが、この技術の習熟度を測るための資格としては長い間LPICという資格がデファクトスタンダードでした。資格手当対象の資格にもなっている会社も多いのではないでしょうか。 LPIC資格試験とは、Linux Professional Institute (LPI) というNPO法人によって運営されている資格試験です。LPIはホームページによればカナダのオンタリオ州に本社を構え、20の支社を世界に構えています。世界的に共通の資格試験を展開していてLPIC資格試験をある国で取得すれば世界で通用するグローバルな資格試験です。 さて、このLPIC資格試験ですが、日本国内において話が怪しくなっているのです。 これまで、LPIC資格試験の日本国内での運営は、LPI-Japanという特定非営利活動法人が行ってきました。LPI
はじめに PCがcryptojackに感染したと思いきや、感染したのはルータでした、という話です。 8月22日 とあるブログ記事を読んでいたところ、下のスクリーンショットのような読み込み画面とavastによるwebシールドの警告が出てきました。どうやらcoinhiveをブロックしているらしく、ああたまにあるやつだなと思い特に何もしませんでした。しかし、そのあとitmediaや(AT)BIOS、はてなブログにアクセスした際に同様の警告が出たため、流石にこれはおかしいぞと思い始めます。JavaもFlashも無効にしてるし機能拡張もAdBlockしか入れてない、怪しいプロキシを登録しているわけでもない・・・、と一通りチェックした後、とりあえず現状保存のためディスクをバックアップし、システムをavastのフルスキャンにかけて寝ました。 (AT)BIOSにアクセスした際の警告 8月24日 模索 av
第2回 プログラマのための数学勉強会で発表した資料です http://maths4pg.connpass.com/event/11781/Read less
ザリガニに挟まれて持ち上げられるなんてことがたまにあると思いますが、そんな時どれだけ激しい動きだったのか解析したい!なんてこともあるんじゃないでしょうか。 出典: ASIAN KUNG-FU GENERATION 『君の街まで』 (ソルファ リメイク記念) そうした(?)、画像間の動きを表現したものがOptical Flowです。Optical Flowは、2つの画像間で各点がどう動いたのかを表現します。これを計算することで、↑の図のように画像上の特徴点の動きを解析したりすることが可能になります。 本稿では、そのOptical Flowを計算するための理論的な背景と、Python/OpenCVを使った実装までを紹介していきたいと思います。 Optical Flowの位置づけ 画像間の動きの解析については、様々な目的とそれを実現する手法があります。ここでは、まずOptical Flowがその
画像処理は難しい。 Instagramのキレイなフィルタ、GoogleのPhoto Sphere、そうしたサービスを見て画像は面白そうだ!と心躍らせて開いた画像処理の本。そこに山と羅列される数式を前に石化せざるを得なかった俺たちが、耳にささやかれる「難しいことはOpenCVがやってくれるわ。そうでしょ?」という声に身をゆだねる以外に何ができただろう。 本稿は石化せざるを得なかったあの頃を克服し、OpenCVを使いながらも基礎的な理論を理解したいと願う方へ、その道筋(アイテム的には金の針)を示すものになればと思います。 扱う範囲としては、あらゆる処理の基礎となる「画像の特徴点検出」を対象とします(実践 コンピュータビジョンの2章に相当)。なお、本記事自体、初心者である私が理解しながら書いているため、上級画像処理冒険者の方は誤りなどあれば指摘していただければ幸いです。 画像の特徴点とは 人間が
ラスベガスで開催された世界最大の格闘ゲーム大会「Evolution 2017(EVO2017)」。ストリートファイターV部門の決勝のカードは、無敗のまま決勝に駒を進めたアメリカの怪物プレイヤー「パンク」と、東大卒プロゲーマーとして知られる古豪「ときど」。パンクは、決勝でときどと当たるまで圧倒的な力で対戦相手を蹴散らし続けており、誰もがパンクの優勝を予想していた。 (Twitchより) しかし、フタを開けてみればときどの圧勝で内容もほぼ完璧。あっけない勝利にも思えるが、かつてのときどを知る格闘ゲームファンなら、これがどれほど苦難の道のりだったのか分かるはずだ。「パンクが強敵だった」それだけで済む話ではない。格闘ゲーマーの中では「泣いた」というツイートも多かった。 例年1000人以上が参加する超激戦区のEVOストリートファイター部門だが、実は日本人が優勝することは珍しいことではない。ゲームセン
1月から書こうと思ってた内容をいまさら書くという。 多分偏ってる。 所感: 大体のサービスにおいてポリシーをもとに設定するという文が目立った。恐らく会社のポリシーがあることが前提になるので、それをしないで導入しても所謂運用でカバーするみたいな残念な結果になると思われる。まずは頑張ってポリシーを作ろう。 ポリシーをコンフィグにして、それが設定に反映されるソリューションかはちゃんとチェックしてない Argus Cyber security 車セキュリティ 車どころか免許も持ってないザコなのでスルー Bitglass CASB エージェントレスらしい Netskopeはどうだったっけ セキュアアクセスが可能 これがどういう意味での「セキュア」かは調査してない Bromium EDR(といっていいのか?) エンプラデスクトップ向け仮想化ソリューション。 ファイルを開くと仮想環境上で開く。 勝手にマ
先週末に、N君が「イプシロン-デルタ論法って、なんすかアレ? 全然分からないっす!」と言ってました。そのときはそれ以上話す時間もなかったし、次回会うときはこの話題を忘れてしまうかも知れないので、書き記しておきます。 僕は、伝統的なイプシロン-デルタ論法そのものには懐疑的です*1。ゴタゴタした不等式をいじり回すのは早々に切り上げて、開集合を導入したほうがいいと思います。そんな思いから、出来るだけ不等式を使わずに集合族に注目するスタイルでイプシロン-デルタ論法を紹介します。 内容: イプシロン-デルタ論法 時間や運動のイメージを捨て去る ユークリッド距離と開球体 扱う関数達と実例 平面から平面への写像 一点の周辺を記述する開球体の族 写像による開球体の像 デュエルゲームとしての連続性 論理式で書き下そう 再びイプシロン-デルタ論法 続編: 距離空間と位相空間と連続写像 イプシロン-デルタ論法
スタンフォードのコンピュータサイエンスの授業で、ときどきこれは良問と思う問題がテストで出ることがある。僕の印象に残っているのは「xをfloatとするとき、x + 0.25 - 0.25 = xが成り立たないxを求めよ」というものだ。浮動小数点数を理解していないと、両辺が同じにならないケースがあるほうが不自然に思えるだろうから、この問題は浮動小数点数の奇妙さを結構うまく突いていると思う。この問題を元に浮動小数点数についてちょっと説明してみよう。 まずコンピュータ上での数について少し考えてみよう。コンピュータにおける数と、数学の整数や実数は、よく考えてみると全然違う。コンピュータは有限の記憶領域しか持っていないので、無数にある数を表すことが根本的にできない。つまりコンピュータ上の数は「本物の数になるべく似せた別の何か」だ。現実的には、例えば32ビットの数なら2^32パターンしか表せないので、そ
東北大学の助教からCyberAgentのResearch Scientist職に転職して半年以上が過ぎたので、仕事に関して現時点で振り返って思うところを書き連ねてみます。 東北大学で働いている時との違い/CAでの仕事の面白み CAで働き始めてから働き方で一番大きな違いとして感じるのは、事務作業が大きく減り研究開発に集中できるようになったということがあると思っています。大学で助教をしていたときの業務...
どもどもにゃんたくです(「・ω・)「ガオー さてさてさて。 最近、、、というかここ1、2ヶ月くらいウイルス付メール(ばらまきメール)の注意喚起が増えている気がします。 自称セキュリティウォッチャーの僕としては、 注意喚起情報や実際にメールが届いた方のTweetを見ることが増えたな、と感じています。 まず現状、ウイルス付メール(ばらまきメール)の注意喚起情報をいち早く得るならココがオススメです。 注意情報|一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター 情報提供|一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター その他にも、コチラ↓や blogs.yahoo.co.jp コチラ↓ セキュリティ情報アーカイブ - 情報基盤センターからのお知らせ Twitterでの注意喚起情報ではコチラ↓ 内閣サイバー(注意・警戒情報) (@nisc_forecast) | Twitter 警視庁サイバーセキュリティ対策本
プロデューサーとして駆け出しで売り出し中のころ、 カンヌ広告祭に行く機会に恵まれました。 カンヌに着いてホテルのロビーにいたら その当時メチャクチャ売れてて、いい仕事していて、威張っている感じの 他の会社の名物プロデューサーに声をかけられました。 「おう、お前が櫻木か、最近名前聞くなあ、生意気なんだって?」 プロダクションのプロデューサーは、実は他社のプロデューサーとの 横のつながりはあまりありません。 引き抜きやプロダクション間の移籍の疑いがかけられるし いろんな機密を持っているので、他の会社の人と仲良くするのは よくないとされていました。 コンプライアンスにうるさくなった今でもそうですが。 そういう意味で、他社のプロデューサーの話を聞ける機会は 飲み屋でたまたま出会うか、日本から遠く離れたカンヌ広告祭ぐらいしかありませんでした。 カンヌでのプロデューサーの役割は、建前は広告の勉強ですが
はじめに サイボウズさんの ImageMagick の利用をやめる記事について少し思う所を書きます。否定というよりアシストのつもりです。(2018年08月26日投稿) さようなら ImageMagick 自分のスタンスを3行でまとめると、 policy.xml で読み書き出来るファイル形式を絞れば、いうほど怖くはない ただ、ImageMagick に限らずサーバサイドで動かすのは手間と覚悟が要る Yahoobleed の件でコード品質が信用ならないと言われたら、ごめんなさい 「ImageMagick を外した理由」 サイボウズさんのブログでは、2017年の ImageMagick 脆弱性報告数が多いので駄目との事です。 脆弱性 ImageMagick には脆弱性が大量に存在します。 2017 年に報告された ImageMagick の脆弱性は 236 件 でした。 大量にある上にリモートコ
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