◆ 賛否両論あった左腕の守護神転向 今シーズン、松井裕樹(楽天)が抑えで結果を残している。6月14日時点で16セーブ。時折、制球を乱して走者を出すときもあるが、持ち前の勝負度胸でピンチを切り抜けている。高校時代に甲子園で1試合22奪三振を記録したことから高い期待を背負ってのプロ入りではあったが、高卒2年目、誕生日は10月のため、まだ19歳という若さということを考えれば、驚異的な活躍と言えるだろう。 では、1990年代において、今の松井に近い状況で活躍した投手はどんな顔ぶれが並ぶのだろうか? 高卒2年目に活躍した面々をチェックした。 ◆ 1年目から最多勝の松坂は超例外的存在 まず、第1位にしなくてはいけないのは松坂大輔(西武)である。プロ入り1年目の1999年に16勝を挙げて新人王と最多勝を同時受賞。以降、3年連続最多勝など、正直、この後に登場する選手たちとは比較にならない。 今年