新型コロナウイルスの緊急事態宣言が39県で解除され、残る8都道府県でも独自基準で休業要請解除を検討する自治体が増えている。しかし、ほとんどの大学ではキャンパス内への立ち入り禁止が続いている。授業はもちろんサークルの新人勧誘もオンラインとなっているが、やはりトラブルも起きているようだ。 広島県の実家を出て、東京都内で1人暮らしする私立大3年の男子学生は、「実家に帰ると『コロナ帰省』になってしまう。オンライン授業も、アップロードされた資料や動画を自学習する形式が多くリラックスしすぎてしまう」と語る。 ビデオ会議ソフトを使った授業では、開始時間になっても教授が音信不通だったり、他大生を名乗るアカウントが「荒らし行為」で授業を妨害したりと、通常の授業とは違う問題に直面しているようだ。 教える側の立場はどうか。大正大学で非常勤講師を務める安田賢治・大学通信ゼネラルマネジャーは、「大学側からいくつかビ
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