『シルトの梯子 (ハヤカワ文庫SF)』 イーガン,グレッグ,Egan,Greg,真, 山岸 早川書房 1,342円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto 『宇宙消失』では人間原理、『ディアスポラ』では六次元時空構造、『クロックワーク・ロケット』では直交物理学......と、手を変え品を変え、読者の科学理解をあっさりとぶっちぎってくれているイーガンである。多くのSFファンはサッパリわからないといいながら、そのなんだか凄えイメージと案外叙情的なところもある物語に大喜びして読んでいるわけですが、こんかい訳された『シルトの梯子』はもうわからなさの極地。下敷きになっているのは量子グラフ理論。聞いたこともありません。 サルンペト則はあらゆるグラフについて、それが別のグラフに変化する確率に量子振幅をあたえる。サルンペト則が予測するさまざまな事柄のひとつ
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