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2018年7月17日のブックマーク (3件)

  • ゆっくり、しかし確実に進むインドの「有人宇宙飛行」計画

    インド宇宙研究機関(ISRO)は2018年7月5日、有人宇宙船の脱出システムの試験を初めて実施した。ISROによると試験は成功し、「有人宇宙飛行の実現のための、重要な技術の実証に成功した」としている。 インドによる有人宇宙飛行は、2007年から具体化し、2016年の実現を目指していたものの、さまざまな事情により遅れている。しかし今回の試験に表れているように、実現に向けてゆっくりと、しかし確実に進んでいる。 パッド・アボート・テスト 今回の試験は、「パッド・アボート・テスト」(Pad Abort Test)と呼ばれるもので、パッドとは発射台を、アボートとは脱出を意味する。その名のとおり、発射台で宇宙船を載せたロケットが爆発を起こしたという想定で、宇宙船と中に乗っている宇宙飛行士を安全に脱出させることを目指した試験である。 ロケットや宇宙船がトラブルなどを起こし、宇宙飛行士が脱出しなければなら

    ゆっくり、しかし確実に進むインドの「有人宇宙飛行」計画
    sakstyle
    sakstyle 2018/07/17
    インドの宇宙開発はロシアから技術協力を得ていたが2010年頃から自律化。有人飛行は、他の計画と比べると予算的に優先順位が下げられているが、着実に進められている、と。
  • 二つの世界を認識できる能力者──『パラレルワールド』 - 基本読書

    パラレルワールド 作者: 小林泰三出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2018/07/12メディア: 単行この商品を含むブログを見る小林泰三最新刊は、少しずつ異なる形で分裂した二つの並行世界(パラレルワールド)を認識できるようになった少年と殺し屋の物語。特殊な能力を持った人間同士の戦闘物という点では最近の小林泰三作品だと『記憶破断者』の系譜の一冊といえる。 人類が同時に記憶障害に陥る『失われた過去と未来の犯罪』などよくそんな設定を思いついたな&よくその設定からはじめてまとめたよなと感嘆するしかない小林泰三作品だが、今回もパラレルワールドというありがちな題材をヘンテコな設定/ドラマでまとめあげており、どうしてこうなったのかよくわからんがとにかくおもしろい。 ヒーロー 主人公のヒロ君は五歳の少年だが、ある時大規模な地震と大雨による洪水が重なってしまい両親のうちどちらか片方を喪ってしま

    二つの世界を認識できる能力者──『パラレルワールド』 - 基本読書
    sakstyle
    sakstyle 2018/07/17
    小林泰三
  • 社会科学者らが立ち向かう困難──『歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史』 - 基本読書

    歴史は実験できるのか――自然実験が解き明かす人類史 作者: ジャレド・ダイアモンド,Jared Diamond,ジェイムズ・A・ロビンソン,James A. Robinson,小坂恵理出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2018/06/06メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る科学において実験というのは重要な手順だが、そうはいっても実験できない領域というのもまた存在する。進化生物学、古生物学、地史学、歴史など、すでに起こってしまって大規模な再現が不可能である場合があるからだ。また、現代の歴史学者は経済発展について知りたければパソコンで調べればGDPなどのデータが手に入るが、18世紀の経済発展について知りたくてもデータがないのでそうはいかない。 そのような学問領域では、現実に発生していた、多くの部分が似通っているが一部が異なったシステム同士を量的に比較・分析する

    社会科学者らが立ち向かう困難──『歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史』 - 基本読書
    sakstyle
    sakstyle 2018/07/17
    自然実験=「多くの部分が似通っているが一部が異なったシステム同士を量的に比較・分析する研究手法」例えばハイチとドミニカ共和国の比較