この手の映画に妙な理屈をつけるのはよくない。単純に楽しめればいいのである。とはいうものの、やはりどんな映画にもおもしろい、おもしろくないがあるように、できばえが悪いとつまらない退屈な映画になる。 と、こう書き出すとおわかりかと思うが、この映画、なんともテンポの悪い娯楽映画だった。何がどうというのは無いのだが、登場人物に魅力がない。もちろん、オリジナルなストーリーや登場人物はずっと昔のテレビヒーローである。そして、オリジナル版で助手のカトーを演じたブルース・リーが後にカリスマ的な大スターになったことでも有名な作品である。 それゆえか、オリジナルではあくまで主人公であるグリーン・ホーネット(ブリット・リード)が正義のヒーローであり、そこに付属的に個性的なカトーが存在するという構図でストーリーが展開する。ところが、今回のリメイクではオリジナルのカトーがブルース・リーであったいうこだわりか、グリー
![映画感想「グリーン・ホーネット」 - くらのすけの映画日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e53eddc6fcb6b99529c9aa87cdfad8e189f97012/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.d.st-hatena.com%2Fdiary%2Fkurawan%2F2011-01-23.jpg)