県立図書館(大分市・山田修治館長)は二〇〇八年度の利用者満足度調査の結果をまとめた。県の行財政改革の一環で昨年四月から実施しているカウンター業務の民間委託について、担当者の対応が「良くなった」と感じている利用者が多く、“脱お役所仕事”を評価。図書館全体のサービスへの評価も、〇七年度に比べて高まった。 調査は〇五年度から実施。今回は昨年十月の来館者三千八百九十四人にアンケート用紙を配布。三千百九十一人が答えた。回収率は81・95%。 本の貸し出しや利用者のリクエストを聞く中央カウンターと貸し出しカウンターでの業務は、購入図書のサポートなどを行う図書館流通センター(東京都)に委託。カウンター業務について、21%(六百八十一人)が「良くなった」と回答。67%(二千百三十人)が「(委託前と)同じ」と答えた。「悪くなった」としたのは2%(七十五人)だった。 良くなったと答えた理由として「