どうも。takaです。今回の記事では、近藤史恵氏の小説、「スーツケースの半分は」(祥伝社文庫)を読んだ感想を書いていきたいと思います。 スーツケースの半分は (祥伝社文庫) あらすじ 以前から海外旅行に行ってみたいけど、なかなか行けず、心の中が満たされていない女性が、フリーマーケットでブルーのスーツケースを偶然見つけ、その魅力に魅かれて購入し、スーツケースから勇気をもらって海外へ旅立つ。これが一部です。二部以降はスーツケースは女性の友人の手に渡り、スーツケースは世界を回ります。 この作品は短編で、語り手は部ごとに違いますが、出てくるスーツケースは同じです。 幸運をもたらすスーツケース 色々な人の手に渡っていくスーツケースですが、このスーツケースは、持っている人の心をスッキリさせてくれます。 この話に出てくる人達は、現状の生活が恵まれていないと思っている訳ではないのですが、将来の不安など、心
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