総務省が募集する「変な人」ってどんな人? 「異能vation」(いのうべーション)担当者に聞く(1/3 ページ) 「総務省が変人を募集している」――5月末、ネットでこんな話題が広がった。革新的なIT技術への挑戦者を支援する総務省のプロジェクトの通称「変な人」が、広く報じられたのがきっかけだ。 先ごろ決まった同プロジェクトの正式名称は「異能vation」(いのうべーしょん)。「『異能vation』(通称:変な人)」という、正式名称も通称も珍妙だが、狙いは至って真面目な国家プロジェクトが船出した。 「極めてまじめに作っていた」 「変な人」は、総務省の研究開発支援「若手ICT研究者等育成プログラム」(SCOPE)に新たに設置した枠だ。「奇想天外でアンビシャスな技術課題」に挑戦する独創的な人を募り、1年間で最大300万円の研究費を支給する。 「極めてまじめに作っていたので、『変な人』という名称が話