全国平均で時給902円となっている最低賃金の引き上げをめぐり、厚生労働省の審議会で13日から大詰めの議論が続けられましたが、労使の主張に隔たりが大きくまとまりませんでした。審議会では14日午前10時から議論を再開することにしています。 最低賃金は企業が労働者に最低限支払わなければならない賃金で、現在、全国平均で時給902円となっています。 今年度の引き上げをめぐり、労使の代表などが参加する厚生労働省の審議会で13日午後から大詰めの議論が続けられました。 厚生労働省によりますと、大幅な引き上げを求める労働組合側と、現在の水準で維持するよう求める企業側で主張に隔たりが大きく、開始から12時間余りがたった14日午前2時半すぎ、いったん議論を中断しました。 審議会では14日午前10時から議論を再開し取りまとめを目指すことにしています。 最低賃金をめぐっては、2019年度までの4年間は全国平均で25