ブックマーク / kihiminhamame.hatenablog.com (311)

  • [1]深見頼母は変名です ~『男色義理物語』~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    今回から読み始める『男色義理物語』は、元禄十二[一六九九]年に出版された作品です。 『男色義理物語』は、長らく写で伝えられてきた、江戸時代の男色小説の元祖である『藻屑物語』という作品を、ほぼそのままの内容で出版したものです。 『藻屑物語』は、おそらく寛永末[一六四三]年頃に成立したと思われ、成立時期的にジャンルは仮名草子になりますが、ほぼ同じ内容なのにもかかわらず、出版時期や形態の関係で、『男色義理物語』のジャンルは浮世草子になっているというねヾ(๑╹◡╹)ノ" 『藻屑物語』と『男色義理物語』は文章的にもほぼ同じなのですが、もちろん相違点があります。 なので、今回は『藻屑物語』及び異『雨夜物語』と、『男色義理物語』との相違点も確認しながら読んでいきたいと思います。 あ、『雨夜物語』の方が家で、『藻屑物語』の方が異だという説もありますが、それに首を突っ込むと収拾がつかなくなるので、今

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  • 【完結】『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    別館で連載していた「『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち」、完結しました!ヾ(๑╹◡╹)ノ" たぶん面白いと思うので、よろしければ、ご覧くださいませヾ(๑╹◡╹)ノ" あ、よろしくなくても、ご覧くださいませヾ(๑╹◡╹)ノ" kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.blog.jp kihimihamame.bl

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  • [0]くずし字(変体仮名)について ~『男色義理物語』目録~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    次回から、ずっと取り上げたかった『男色義理物語』という作品を読んでいこうと思います。 ちょっと長いので躊躇《ちゅうちょ》してたのですが、次に取り上げるネタも無い事ですし、思い切ってやることにしました。 ただ、二つばかり確認したい論文があって、それがまだ届いていないので、届いて確認出来次第、開始します。ヾ(๑╹◡╹)ノ" --------------------------------- 久々に、ちゃんとくずし字の勉強をしながら、読んでいこうかなと。 この表を覚えれば、仮名のくずし字は、ほぼ読めるようになるはずです。 国語漢文便覧 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※以下、赤字の書入れは筆者。 今の仮名文字(平仮名)は、一文字に付き一種類しか存在しません。 たとえば、「は」は「波」のくずし、一種類だけです。 しかし、明治初期以前は変体仮名と言って、この表にあるように、「者」のくずし、「

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  • [4]そうげん火~『新御伽婢子』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    壬生寺の近くの野原に出る宗玄火は、神明の油を盗むなどの悪業のために、地獄の火に焼かれている、壬生寺の僧であった宗玄の姿だという事ですが、これに異を唱える人がいたようでしてヾ(๑╹◡╹)ノ" --------------------------------- 今回で終わりなので、1~3のリンクを貼っておきます。 kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com --------------------------------- --------------------------------- 『新御伽婢子《しんおとぎぼうこ》』巻三「野叢火」[天和三(一六八三)年刊、西村市郎右衛門作] ※東京大学駒場図書館所蔵。赤字の書入れ等は筆者。 国書データベース --------

    [4]そうげん火~『新御伽婢子』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
  • [3]そうげん火~『新御伽婢子』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    そうげん火のお話の続きですヾ(๑╹◡╹)ノ" 亡くなった宗玄が、村人の夢に現れますヾ(๑╹◡╹)ノ" 『新御伽婢子《しんおとぎぼうこ》』巻三「野叢火」[天和三(一六八三)年刊、西村市郎右衛門作] ※東京大学駒場図書館所蔵。赤字の書入れ等は筆者。 国書データベース 【原文】 此の後、此の御堂《みどう》の前後左右《ぜんごさう》の野中《のなか》に、灯炉《とうろ》の大《をゝ》きさなる火一つ、飛行《ひぎやう》す。 或る時、此の里の人の夢に、 「我ハ壬生寺《みぶでら》の宗玄《そうげん》にて侍り。 斯様《かやう》/\の事有りて、今、焦熱《セうねつ》の猛火《みやうくわ》に焦がれ、此の悪業《あくごう》を償《つぐの》ふ苦しさよ。 一魄《いつこん》ハ此の土《ど》留まり、昼夜《ちうや》苦しミ、身を焼く也」 と。 猶、此の事、繁《しげ》く言はんとせしが。消《き》えて跡無く失《う》せぬ。 其れより野人《やじん》、此の

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  • [2]そうげん火~『新御伽婢子』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    そうげん火のお話の続きですヾ(๑╹◡╹)ノ" どうやら、壬生寺の近くに出る怪火のお話のようですヾ(๑╹◡╹)ノ" 『新御伽婢子《しんおとぎぼうこ》』巻三「野叢火」[天和三(一六八三)年刊、西村市郎右衛門作] ※東京大学駒場図書館所蔵。赤字の書入れ等は筆者。 国書データベース 【原文】 茶店《ちやてん》、軒《のき》を並べ、參詣《さんけい》の人、更《さら》に止《や》む時無し。 此の寺の傍《かたハら》に、草茂《くさしげ》り松生《まつお》ひたる野に、一つの㚑火《れいくハ》有《あ》りて、闇夜《あんや》《やミのよ》に成れば、必ず其の辺《わた》り飛行《ひぎやう》す。 其の火、世の常に変はり、色青《いろあを》く光り、或る時ハ草に在り、或る時は空《くう》に、一所《いつしよ》定《さだ》めず。 俗、宗玄火《そうげんび》と呼《よ》ぶ。 其の始《はじ》めを聞《き》くに、昔、此の地蔵堂《ぢざうどう》に、宗玄と言ふ下法

    [2]そうげん火~『新御伽婢子』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2024/02/01
    怪奇現象に火の玉は鉄板ですね。連想されるものがいろいろあって、そこが恐怖や戒めに・・・。(;゚Д゚)
  • [1]そうげん火~『新御伽婢子』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    北見花芽の江戸文学紹介ブログは、この「うきよのおはなし」(館)と、「浮き憂き江戸文学」(別館)の二体制で運営することになりましたヾ(๑╹◡╹)ノ" というわけで、別館で予告していた、『新御伽婢子』巻三に書かれている、「そうげん火」のお話を読んでいきましょうヾ(๑╹◡╹)ノ" kihimihamame.blog.jp 『新御伽婢子《しんおとぎぼうこ》』巻三「野叢火」[天和三(一六八三)年刊、西村市郎右衛門作] ※東京大学駒場図書館所蔵。赤字の書入れ等は筆者。 国書データベース 【原文】 野叢火《やさうのひ》 都四条の北、大宮《おほミや》の西に、古《いにしへ》、淳和天王《じゆんわてんわう》の離宮《りきう》在りける。 此処《こゝ》を西院《さいゐん》と名付く。 後に橘《たちばな》の大后《おほきさい》の宮《ミヤ》、住み給ヘりと言ふ。 時移り、世遥かに、宮殿《きうでん》ハ皆、絶《た》えて、纔《わづか

    [1]そうげん火~『新御伽婢子』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
  • 新年のごあいさつヾ(๑╹◡╹)ノ" - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    当ははてなに戻って来たいんですが、あれだけ啖呵を切って出て行ったので、今更戻るに戻れないという。。。 kihimihamame.blog.jp

    新年のごあいさつヾ(๑╹◡╹)ノ" - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2024/01/02
    旧年中は、江戸文学に触れる機会を頂き、ありがたく思っています。どうぞ、また“はてな”でいろいろなお話を読ませてください。(*^▽^*)
  • さらば!はてなブログヾ(๑╹◡╹)ノ" - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    はてなブログでの更新を今回で終了することになりました。 先日、次のようなメールがはてな運営から来まして、 -------------------- -------------------- 突然、私が運営する三つのアカウント全てのはてなブックマークが利用停止になってしまいました。 当然、異議申し立てをしたのですが、 -------------------- -------------------- ほぼ、同じ文面のメールが返って来ただけで、全く相手をするつもりはないようでした。 三つのアカウントそれぞれで、みなさんの所にブックマークに訪れていたのが、スパム行為と勘違いされたのかなと思うのですが、理由は教えてくれないので不明です。 もちろん、三つのアカウントは正規の手順で登録したものです。 はてなブックマークが利用停止になってしまったので、みなさんの所にブックマークを付けに行くことが、永久に

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    santa-baking
    santa-baking 2023/11/29
    具体的な説明もなく、ルール違反とは。運営する方々も、節度を持ってほしいと願うばかりです。(/ω\)
  • [2]小袖の手 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    狂歌百鬼夜興 『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] ※大阪公立大学中百舌鳥図書館所蔵(CC BY)国書データベース ※カラーの画像は、こちらでご覧になれます。国書データベース 【原文】 ▢小袖ノ手 朝顔の 模様果無《もようはかな》き 古小袖 つる/\と 細き手を 出《いだ》しけり  自照女 【現代語訳】 ▢小袖の手 昼にはしぼんでしまう朝顔の模様が、若くして亡くなった元の持ち主の娘を暗示して、はかなく[むなしく]感じる古い小袖が、つるつると細い手を出します。 【解説】 小袖は江戸時代の女性がスタンダードに着ていた、袖口が細い着物です。 小袖から手が出るのは、亡くなった娘の、この世への未練からか、それとも怨念からなのでしょうか。 狂歌百鬼夜狂 これだけで終わるのは芸がないので、次に『狂歌

    [2]小袖の手 ~『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2023/11/05
    小袖元の持ち主の娘ですが、恨む先がなんだか八つ当たりのような・・・。利息を払えずに質流れしたのでしたら、その状況を作った人に向けられるのが妥当かと。(~_~)
  • [1]『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    三つ目に質問だよ、「日三大・妖怪狂歌集」と言えば?ヾ(๑╹◡╹)ノ" え? なにそれ? 聞いたことないよ ヾ(๑╹◡╹)ノ" 答えは、 ◆『狂歌百鬼夜狂《きょうかひゃっきやきょう》』[天明五(1785)年刊、平秩東作《へづつとうさく》編] ◆『狂歌百鬼夜興《きょうかひゃっきやきょう》』[天保元(1830)年刊、菊廻屋真恵美《きくのやまえみ》編、青洋《せいよう》画、虎岳《こがく》画] ◆『狂歌百物語《きょうかひゃくものがたり》』[嘉永六(1853)年刊、天明老人尽語楼《てんめいろうじんじんごろう》編、竜斎正澄《りゅうさいまさずみ》画] だよヾ(๑╹◡╹)ノ" 知らなかった! ヾ(๑╹◡╹)ノ" 知るわけないじゃん、たった今、ワシが決めたんだもんヾ(๑╹◡╹)ノ" ぎゃふん! ヾ(๑╹◡╹)ノ" 今回は、その中から、以前、酒買小僧の画像を使用した、 kihiminhamame.hatenab

    [1]『狂歌百鬼夜興』に描かれた妖怪たち - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2023/11/03
    最近、あるアニメ(呪術・・)で百鬼夜行が描かれていました。この記事の狂歌百鬼夜興に登場する妖怪と比べてみたいです。(*^。^*)
  • [9完&まとめ]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    今回でラストですが、その前にこれまでのリンクをまとめて貼っておきます。 kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com kihiminhamame.hatenablog.com 『木曽街道続膝栗毛三編下巻』(十返舎一九作、文化九[一八一二]年刊) 続膝栗毛 3編 木曽街道膝栗毛 下 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 亭主「合点《がてん》じ

    [9完&まとめ]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2023/10/21
    宿代を払うのを弥次さん喜多さんが忘れていた。・・・いやいや、忘れていたのは宿屋のご夫婦の方ですよね。(*^。^*)
  • [8]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『木曽街道続膝栗毛三編下巻』(十返舎一九作、文化九[一八一二]年刊) 続膝栗毛 3編 木曽街道膝栗毛 下 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 明日の朝も茗荷《ミやうが》ばかり炊かんせ。 何じやあろと、茗荷やつとふと物忘れしよるげな。 敵等《てきら》に茗荷ハして、仏壇《ぶつだん》の金《かね》忘れさするつもりじや」 女房「ホンニ、あの金忘れて往《い》んだら、儂《わし》が此中《こんぢう》の袷《あハせ》、請けて下さんせ」 亭主「其ればかりじやない、小《ち》つさめにも一枚着せてやろわい」 女房「そしたら、隣の婆様《ばさま》の弐百も戻《もど》さんせ」 亭主「麦一俵《むぎいつぴやう》買《か》ふておこかい」 女房「ワシの湯文字《いもじ》も遠《とふ》からない。 紺《こん》の布《きれ》四尺、買《か》ふて下ん

    [8]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2023/10/16
    それにしても、そこまで茗荷に期待されている宿の夫婦がおもしろいです。まるで、当たる前の宝くじのような・・・。(*^▽^*)
  • [7]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『木曽街道続膝栗毛三編下巻』(十返舎一九作、文化九[一八一二]年刊) 続膝栗毛 3編 木曽街道膝栗毛 下 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 亭主「爰《こゝ》ハ茗荷《めうが》の名物《めいぶつ》で、取り分け儂《わし》の所の裏にハ、早やう出来《でけ》た初物《はつもの》じやさかい、御馳走《ごちそおう》に炊いたのじやわい」 北八「如何《いか》に名物だとつて、茗荷《ミやうが》ばかりとハ余《あんま》りだ。 お前《めへ》、旅籠《はたご》ハ幾《いく》ら取《と》りなさる」 亭主「何も上げんさかい、旅籠ハ百五十で良《ゑ》いわいの」 弥次「押しの強《つゑ》ゝ」 亭主「其の代わり、こないにむさい家《うち》じやけれど、布団ハ根から蚤《のミ》の居《ゐ》んのを上げましよわい」 北八「蚤《のミ》ハ居《ゐ》ねへが、虱《しらミ

    [7]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2023/10/15
    この宿の内容で、3,750円とは。食事も、茗荷ばかりでは・・・💦 (@_@)
  • [6]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『木曽街道続膝栗毛三編下巻』(十返舎一九作、文化九[一八一二]年刊) 続膝栗毛 3編 木曽街道膝栗毛 下 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 コレ、見なされ、爰《こゝ》に置くさかい、明日取つて行かんせ。 良《ゑ》いか、爰《こゝ》じやに/\」 ト、釣仏壇の障子を開けて入れて置く所を弥次に見せて入れ置く。 此の宿ハ、座敷にも、台所にも、六畳ばかりの所、たつた一間《ひとま》。 押し入れと言ふ物も無く、破れ障子を横にして囲ひたるハ、夜具《やぐ》などの置き所と見へたり。 流し元に亭主と女房、何やらぶつ/\囁《さゝや》き、夜《やしよく》の拵《こしら》へするとて、煮《に》るも炊くも鍋一つ。 漸《やうや》うの事にて出来、 亭主「サア、御方《おかた》、膳立《ぜんだ》てセんかい」 女房「飯椀《めしわん》が一つ

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    santa-baking 2023/10/11
    腹が減っている時に不味いものは無いと言われても、この汚料理では・・・。旨いとか、不味い以前の問題のようか、と。(T_T)/~~~
  • [5]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『木曽街道続膝栗毛三編下巻』(十返舎一九作、文化九[一八一二]年刊) 続膝栗毛 3編 木曽街道膝栗毛 下 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 女房「サア/\、御客様、囲炉裏の根際《ねき》につつと寄つて、あづくミ(胡坐《あぐら》)なされ」 亭主「御前方《おまいがた》、荷物が無い上、そないにしゅミたれた形《なり》してじやに、儂《わし》や抜《ぬけ》け参《まい》りの杓振《しやくふ》りかと思ふた。 堪忍《かんに》なされ」 弥次「忌々《いめへま》しい事を言ふ。 如何に私等《わつちら》がこんな風をして居たれバとて、侮《あなづ》りがましい。 モシ、御邪广《おじやま》ながら、翌《あす》の朝まで是を預《あづ》かつてくんなせへ」 ト、予《かね》て弥次良が何処ぞで見栄《みへ》をやろうと思ひ、良い加減の石ころを拾ひて

    [5]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2023/10/10
    抜け参りに見られたからと言って、急に大金を用意するのも、考えてみれば違和感だらけのような。この先の展開が楽しみです。(*^▽^*)
  • [4]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    『木曽街道続膝栗毛三編下巻』(十返舎一九作、文化九[一八一二]年刊) 続膝栗毛 3編 木曽街道膝栗毛 下 - 国立国会図書館デジタルコレクション ※この記事では国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しています。 【原文】 男「爰《こゝ》は相《あい》の宿《しゆく》じや。 良《ゑ》い宿じやてて、高《たけ》が知れて有りよる。 此方《こち》の家《うち》へ泊まらんせ」 北八「何だか今日ハ強勢《ごうせへ》に草臥《くたび》れた。 弥次さん、何処《どこ》でも良《い》ゝ、高《たか》ゞ一夜《いちや》の事だから、早く泊まつて休《やす》まふじやァねへか」 弥次「そんなら、モシ、御前《おめへ》の所ハ」 男「マア、此方《こち》来さんせ」 ト、連れて行《ゆ》くハ、宿外《しゆくはず》れの如何《いか》にもむさくるしき小家にて、六阝巡礼《ろくぶじゆんれい》などの木賃宿《きちんやど》也。 女房「お泊りかい」

    [4]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2023/10/08
    物乞いと間違えられたとは、弥次さん・喜多さんもどのような外見だったのでしょう。それにしても、木賃宿とは物乞いの人も泊ることができるような宿? (@_@)
  • [3]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    わあい、今日から『東海道中膝栗毛』を読むんだよね、楽しみだなあヾ(๑╹◡╹)ノ" ん? 誰が『東海道中膝栗毛』を読むって言った? え? だって、弥次喜多の道中記を読むって言ったじゃないか。 弥次喜多の道中記って言ったら『東海道中膝栗毛』に決まってるじゃない! 確かに『東海道中膝栗毛』も弥次喜多の道中記だけど、今回読むのは、『東海道中膝栗毛』の続編の『続膝栗毛』だよヾ(๑╹◡╹)ノ" 『東海道中膝栗毛』は主に東海道を旅したんだけど、『続膝栗毛』では主に中山道(木曽街道)を旅するんだ。 ちなみに日光東照宮に向かう『続々膝栗毛』も書かれたんだけど、途中で作者の十返舎一九が亡くなって、続きを少し弟子が書いたんだけど、結局、未完に終わってるよ。 、、、珍しくメジャー作品をやるかと思ったのに、絶妙に外してくる所が北見花芽らしいね。。。ヾ(๑╹◡╹)ノ" というわけで、『続膝栗毛』における、茗荷宿がアレ

    [3]茗荷宿 ~弥次喜多道中記より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2023/10/04
    中山道の膝栗毛というお話もあったのですね。そして、登場人物はやっぱり弥次さんと喜多さん! (^O^)/
  • [2]茗荷宿 ~『聞上手二篇』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    はい、前回のクイズの答えですヾ(๑╹◡╹)ノ" みなさん、もちろん、読めましたよね?ヾ(๑╹◡╹)ノ"ヾ(๑╹◡╹)ノ"ヾ(๑╹◡╹)ノ" 小松百亀(不知足散人)『聞上手二篇』(安永2[1773]年刊) 詳細 :東京都立図書館デジタルアーカイブ TOKYOアーカイブ 【原文】 〇 茗荷《めうが》 旅籠屋《はたごや》の女房、亭主に向《むか》ひ、 「今夜 泊《とま》った旅人《たびうど》の梱《こり》ハ、余程《よほど》の物と見へます。 どふぞ忘れて置《を》ケバ良い」 と言へバ、亭主、 「ヲヽ、良い工面《くめん》が有ル。 何でも無性《むセふ》に茗荷《めうが》をわせて見よふ」 と汁《しる》も菜《さい》も皆《ミな》、茗荷《めうが》沢山《だくさん》に入レて振る廻《ま》いける。 翌朝《よくてう》、旅人《たびうど》ハ立つて行《い》く。 「大方《おふかた》、落として行つたろう」 と、跡《あと》を見れども、何も

    [2]茗荷宿 ~『聞上手二篇』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2023/09/24
    物忘れの効能とミョウガが紹介されていますけど、特に宿代の支払いに対しては特筆すべきものがあるとか。他のことは忘れていませんのに・・・。(^^ゞ
  • [1]茗荷宿 ~『しみのすみか物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    姉妹ブログのこの方から、 「そろそろミョウガの話を取り上げなさいよ!」 と圧力がかかりましたのでヾ(๑╹◡╹)ノ" 石川雅望『しみのすみか物語』(文化2[1805]年刊) 国書データベース ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 【原文】 田舎渡らひして、絹《きぬ》を商ふ商人《あきびと》、日暮れぬれバ、或る家の戸を叩きて、 「宿借りなむ」 と言へバ、承《う》け引きて、開けて入れけり。 主《あるじ》のは、恐ろしき心持ちたる者にて、此の旅人の包みの重りかなるを見て、 「如何《いか》で此の包み忘れて行《ゆ》けかし。我が物にしてむ」 と思ひて、主に囁《さゝや》き言へバ、 「茗荷《ミやうが》をひたる人は、心呆《こゝろぼ》けて、物忘れする物なり」 と言ふを聞ゝて、菜《あはせ》の実の、皆、茗荷《みやうが》を入れてはせつ。 扨《さて》、商人は、明け暗《ぐ》れの空に起き出でゝ、立ちて行きぬ。

    [1]茗荷宿 ~『しみのすみか物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    santa-baking
    santa-baking 2023/09/16
    ミョウガには物忘れをする効果があると・・・。それで、宿代の支払いを忘れてしまった、と。チャンチャン。(/・ω・)/