読売新聞西部本社の記者(33)が福岡県警の暴力団捜査について取材したメモを他社の複数の記者に誤送信し、取材情報を社外に流出させたとして諭旨退職となっていた問題で、読売記者の取材源だった福岡県警警務部監察官室の警視が8月6日に自殺を図っていたことがわかった。 読売新聞は8月14日付朝刊で、記者の退社と編集局長ら編集幹部の処分内容を発表し、誤送信の経緯について報じているが、警視の自殺未遂には触れていなかった。 メールの誤送信があったのは、7月20日のこと。読売記者は監察官室の警視から「福岡県警東署の警部補が、暴力団関係者から捜査上の便宜を図った見返りに現金を受け取った疑いで内部監察を受けている」という情報を得た。読売記者はその取材内容を記したメールを同僚や上司に送るつもりで、宛先を間違えて福岡司法記者会に加盟する13社の記者に一斉送信してしまった。 メールを受信した他社の記者からの問い合わせを